泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

つぶやき

・12時間労働。最後の22年度事業報告書作成終了。ああ、所轄庁に出すNPO法人としての報告書はまだ残っているか。 ・某診療所の心理所見がみんな同じようなものであることに療育スタッフからブーイング。保護者には気づかれないが、支援者はたくさん見るから…

学校は選べるようになっても

特別支援学校に通う子どもが年々増えて、「発達障害」の名のもとに子どもたちの排除が進んでいるのだみたいな主張もあるわけだが、在籍する学校・学級と障害の重さが単純に結びつかなくなってきている、というのも現場の実感ではないだろうか。支援学校に軽…

ポイントカードに阻まれる「自立」

ガイドヘルプ。カゼ悪化。たった9時間労働で帰宅。 ガイドの終了後も引き継ぎのために同行した学生ヘルパーとずいぶん話し込んだためにノドがボロボロ。彼は共感的に話を聞くのが上手い、という理解は少し歪んでいるか。自分と似たような問題意識をもってい…

「ボランティアの意味論」を通じて見えてくるもの

「ボランティア」の誕生と終焉 ?〈贈与のパラドックス〉の知識社会学?作者: 仁平典宏出版社/メーカー: 名古屋大学出版会発売日: 2011/03/07メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 107回この商品を含むブログ (21件) を見る 書名の「終焉」が意味するところは…

読了

仁平典宏による大著『「ボランティア」の誕生と終焉』の感想を書きかけて、下書き保存したら、なぜか消えた。もう今日はあきらめる。とにかく読みごたえがあった。そして、これは社会福祉学研究者にこそ読まれるべき本だ。次回更新につづく(たぶん)。

11時間半労働。朝から飲まず食わずだったので、早めに帰宅。 とある保護者とひさしぶりに長時間にわたって話す。客観的に見ればまだまだ大変だが、一番つらい時期は過ぎたようで、現況を明るく話される。「以前の自分」とか「自分の傾向」について語れるのは…

携帯電話があるせいで

休日だったのだが、事務所から電話。台風が近づいていることもあり、週末の支援に関連して、保護者から問い合わせがあった模様。事務所にいた職員で対応できずに「どうしましょう」と。4人常勤職員がいても、今日の午前中、需給調整の担当者2人は他の場所で…

確定申告

14時間労働。 朝から税務を相談。細部にいろいろと勘違いが見つかる。今後の会計処理において修正すべき点がクリアになってきたのはよかったけれど、確定申告書とか法人概況の報告書など、もうちょっとNPO法人にもやさしい書式と説明方式にならないものだろ…

被災と発達障害

第32回障がい者制度改革推進会議資料 http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_32/index.html の中の、 日本発達障害ネットワーク(JDDネット)提供資料 http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_32/pdf/s2-2-12.pdf 大…

13時間労働。事務処理の効率は少しずつ上がってきた気がする。大切なことの言語化に時間をまわせる。子育て広場の様子も見に行って、久しぶりに再会した幼児とたわむれられる。 しかし、法人全体の働き方にはまだ全く変化なし。月末とはいえ、需給調整担当者…

家庭訪問期間

支援学校は今日から家庭訪問のため、今週いっぱい短縮授業である。要するに、早く帰ってくる(給食食べて終了、のパターン)。 家庭訪問そのものは意義があるので大いにやってくれたらよいのだが、保護者からはその期間について大ブーイング。地域の学校のよ…

へこたれる力

普通学級生のガイドヘルプ利用者が増えた。増えたというか、昔から関わりのある幼児さんがそのように就学を選択したというか。ひと昔前には考えられもしなかったサービス利用。近所に出かけて、クラスメイトにたくさん出会えるガイドは、自分たちにとって新…

ミッションとビジョン

12時間労働。ガイドとか経理とか給与計算とか、無断駐車された自転車の撤去だとかしながら、引き続き思考を整理中。 うちの組織は、多くの事業を少ない職員で行い、各自に大きな権限は与えているものの、それぞれの事業が独立採算になっているわけではないか…

自発性

14時間労働。帰宅。 105円の冷凍チャーハンに105円の中華丼のもとをかけて食べる。いま洗濯しながら、風呂に湯を入れている最中。 今日は直接支援なし(利用キャンセルのため。あまり体の丈夫でない幼児の利用はなかなか安定しない)。ほとんどの時間をパソ…

2ちゃんから

なんだかアクセス数が多いと思ったら、なんとアルファルファモザイクからリンクが。ブラックNPO理事長として2ちゃんねるに取り上げられてしまったのだろうかと心配して確認すると、曽野綾子が相変わらずの発言をしたらしく、その関係スレッド内で過去に書い…

つぶやき

・学校が終わる30分前の利用連絡。対応できてよかった。緊急事態に対応できてこそ。 ・子の服薬は保護者に多くの葛藤を招く。飲ませずに済ませたい。しかし、避けられない事態もときに生じる。そして、その結果が保護者にとって、にとどまらず、子ども自身に…

自転車

土日の長時間ガイドがこたえたのか、疲れが抜けない。早めの帰宅。 危険性の予測ができないのに、自転車の補助輪ははずせてしまった(そして、ブレーキはかけられない)というのは、発達が「アンバランス」であるということの大変さをものすごくわかりやすく…

つぶやき

幼稚園に子どもを通わせている(いた)保護者が、保育所に子どもを通わせている(いた)保護者とつきあいたがらないとか、冷たい態度をとるとか、子どもを遊ばせたがらないとかいうことが、このあたりの地域ではしばしば見受けられるのだが、こうしたことは…

やさしい健常者の皆さんへ

9時間ガイドヘルプ。食事を除いて、ほとんど立ちっぱなし歩きっぱなしだったので、足が棒。暑さもこたえた。 進行性の障害は切ない。保護者が卒業の際に「思い出」という言葉を使っていたのが印象的だった。誰にとっても大切な「今」であるが、いっそうの重…

福島から帰ってきた支援者に話を聞いてみた

タイトルどおりなのだけれど。 被災地では、障害をもつ人々の生活も大変な打撃を受けているわけである。障害者支援業界の中には、被災地の状況を把握して、自分たちにできることをしようと懸命な方たちがいる。うちの法人と事務所を同じくしている(というか…

つぶやき

・静かな一日。いま事務所には他法人も含めて6人が仕事しているが、今日はほとんど自分1人だった。 ・法人で電話契約。0円携帯。これで固定、携帯合わせて、4回線。拠点が4か所あるのだから、当然と言えば、当然。携帯どうしは通話料無料らしい。しかし、そ…

帰宅

支援学校のスクールバスが停まる時間を少し避けて家を出るが、わずか50メートルほどで自法人の監事(他法人の理事長)に会う。 電車で片道1時間ほどかけて少し遠出。食事して、本屋などで買い物して帰宅。本屋でマンガなど買いつつ、結局ビジネス書のところ…

休日のアパートにて

休日をとれたが、予想通りに早々と目は覚めた。以前はこんなことなかったのに。仕事の嫌な夢を見てしまい、二度寝もできない。そのまま起床。 休む間にもあらゆる状況はどんどん悪くなる。現状維持ではない。刻一刻と悪化していく。何も改善されない。この数…

ひさしぶりに障害学

障害学研究7作者: 障害学研究編集委員会出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2011/04/27メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る ひとまず「特集1 障害学とソーシャルワーク」だけ読んだ。 たぶん3年ぐらい前の学会シンポジウムのま…

先週末の支援学校は土曜参観だった。そのため、今日は振替休日である。 なぜただでさえ登校日のごちゃごちゃしてわかりにくいゴールデンウィーク終盤に組み込んだのか、いや、そのような混乱しやすい時期だからこそどさくさに紛れさそうとして組み込んだのか…

もっと小さいNPOでさえ

最近は、なんだか企業人向けのものばかり読んでいる。なぜ、社員10人でもわかり合えないのか作者: 日経トップリーダー出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2011/04/14メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 82回この商品を含むブログ (3件) を見る 大いに共感し…

三連勤三日目

ガイドヘルプ。小さな遊園地へ。気候も手伝ってか、家族連れが押し寄せており、乗り物には見たことのない長蛇の列。衝動性が強く、待つのが苦手な者にはつらい。こちらは体調不良で絶食していたので、さらにつらい。 あれがしたいこれがしたいとたくさん言え…

三連勤二日目

朝起きて、あまりの足の重さに泣きたくなった。耐え忍んで、ガイドヘルプへ。 こういうのを「見守り中心」と言うのだろうか。5時間ほどの支援の間に、こちらから彼に働きかけが必要な時間は本当にわずかである。彼は好きなところに行き、好きなものを見て、…

三連勤初日

三連休は当然のごとく三連勤。その初日はハイキングと聞いていたが、完全に登山だった。長時間歩くことに慣れている自分でも、後半は膝が笑っていた。明後日あたりにものすごい筋肉痛が来るだろう。時間差が歳を感じさせて、切ない。 おなかを下していたため…

まとめられることのうらやましさ

読み終わっていたが、何かを書く元気が出ないまま、5月に。介助者たちは、どう生きていくのか―障害者の地域自立生活と介助という営み作者: 渡邉琢出版社/メーカー: 生活書院発売日: 2011/03/01メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 100回この商品を含むブロ…