泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

午前。周辺地域の療育機関を数多くよく知る人が、法人の療育事業を見学。 これまで見た中で最高との評価をいただく。お世辞ではないと信じる。自分でも久しぶりに最初から最後まで療育の様子を見て、大事な実践ができているなあと感じられた。 年始に精神的…

心身ともにボロボロ。相変わらずの進歩の無さにうんざり。みんな夏休みに週100時間労働でもして死ぬ気なのだろう。いや、死ぬのは気力体力のない自分だけか。今日は一食しか食べてないけど、もうこのまま寝る。

朝起きると、あまりに体が重く、1時間遅らせて出勤。 ついさっきまで頑張って、事業所指定申請の書類はほぼできた、はず。来週ぐらいには仮提出できるのではないだろうか。不明な点は多いけれど。次年度に向けた長い長い道のりの第一歩。高い金をとって、こ…

13時間労働。月末のため、他職員は需給調整に必死。7月8月の調整は、学生ボランティアたちの活動も加わり、難航を極める。自分は何をできるでもなく、ひたすら総務的な仕事+事業所指定関係の書類づくりに励む日々。 それにしても暑い。子どもと公園を3か所…

回想

調べものをしていたところ、ふとしたことからマルコポーロ事件が95年1月だったと知る(もう今の若い人は知らないのだろうなあ、と思い、ますます年をとった気分になる)。阪神大震災と同時期。2か月後に地下鉄サリン事件。自分は95年4月に大学入学。 子ども…

ガイドヘルプ。怪しげな募金団体から声をかけられる彼。回避して、検索してみたら、実際怪しげなことで有名な団体だった。 夜、事務所に戻ると、ハエだか羽アリだか何だかよくわからないものが大量発生。デスク上を堂々と動き回り、全く仕事にならないので早…

猛暑。肌が焼けていくのがわかる支援。 重度の知的障害をもつ人々にとって「目が見える」ということがどれほど大事であるのか、を痛感するばかりの彼の外出。伝える術がほとんどないから、保守的になるし、新しい経験へと踏み出しにくい。続く現状維持。 所…

祭りのあと

そろそろ落ち着いてきたようである。 最近公共性のあるものを書いていないし、いつもよりは多くの人に読んでもらえたらいいなと思いつつ書いた前回記事ではあるが、3日でまさかの4万ページビュー。twitterで拡散されていく勢いもよくわかった。楽しませても…

北欧の福祉だけ羨ましがるのはやめにしよう

北欧諸国が社会保障のモデルとされるのを面白く思わない人は多い。国土、人口、税金、わかりやすい比較ポイントが並べられて、「だから日本では無理だ」と言われる。一方で、そうした福祉国家の成立条件うんぬんを言う以前に、社会保障の「手厚さ」が「甘さ…

眠れない

また先々への不安が押し寄せる。

出勤すると、健康診断の結果が届いている。血中コレステロールが基準値オーバー。血糖値も基準値の上限に迫る勢い。所見に書かれた「経過観察」に何だかがっかりするのは、子どもについて「様子を見ましょう」と言われた保護者と似た気持ちだろうか。無責任…

読了

格差と貧困のないデンマーク―世界一幸福な国の人づくり (PHP新書)作者: 千葉忠夫出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2011/02/01メディア: 単行本購入: 21人 クリック: 616回この商品を含むブログ (5件) を見る 風呂2回で読み終えられた。平易でボリュームも…

ボランティアでやっている支援に生活の保障を求めるべきではない、とよく言うものだが、切迫した状況というのはときにそんな冷静さを失わせるわけで。 無理なら無理と言ってほしい、というのは、支援者に対して残酷な踏み絵だ。

朝からずっと日中一時支援事業所で、子どもたちの相手。ガイド8時間よりも、へばる。屋内にいても、ほとんど立ちっぱなし歩きっぱなしだし。障害が最重度の子たちにとっての娯楽というものを改めて考えさせられた一日。 明日はガイド。彼にとって300円のガチ…

あまりにひどい話なのでリンク

風呂にお湯を入れつつ、読む。 理不尽な対応 http://koumama.seesaa.net/article/210229214.html 山のように問題が抽出できて、いったいどこから指摘するのがよいのやら。 岡崎の出来事ではあるけれど、ある意味では、全国的な問題と言ってよい、はず。

泊まってくれたほうが安上がりなんだそうな

朝、天候を見て、支援の内容決定。保護者に連絡して、大急ぎで写真カードなど作って、行動援護へ。今日が初回利用。無難に終える。たぶん伝えたいことはたくさんあるのだろうけれど、まだまだ伝えられない。年齢的にも発達段階的にも無理はない。障害として…

今日の出来事など書いていたが、パソコンの不具合で強制終了。もう今日は書かない。4歳児とのたった1時間の外出プランに頭を悩ませる夜。

抽象という文化

応用哲学を学ぶ人のために作者: 戸田山和久,出口康夫出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2011/05/12メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 1,005回この商品を含むブログ (15件) を見る「5章 応用現象学」の村上靖彦「応用現象学を学ぶ人のた…

第三の波

思想 2011年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/05/28メディア: 雑誌 クリック: 12回この商品を含むブログ (3件) を見る 特集は「科学社会学の前線にて」。図書館で少し立ち読みしただけなのだけれど、社会構築主義(本誌で言われる「第二…

・昼間、支援学校に行ったら、偶然にも避難訓練。ただ、書類を提出したいだけだったのだが、せっかくなので様子を見る。一番はやく校舎から出てきたのは車イス利用組だった。押すのがはやければ、逃げるのもはやい。現実の被災の際は、どうなのだろうか。 ・…

「障害」理解か「その子」理解か

イラスト版自閉症のともだちを理解する本―いっしょに学ぶなかよし応援団作者: 原仁,高橋あつ子出版社/メーカー: 合同出版発売日: 2010/09/01メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (1件) を見る 学生スタッフ向けに購入。軽度の子がイメージさ…

言うは易く

なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰る チーム術作者: 小室淑恵出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター発売日: 2008/12/30メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 175回この商品を含むブログ (75件) を見る 自分が考えていた…

今日から副代表が10日ほど離脱。今ごろ飛行機の中。 1か月の中で最も仕事量が減る時期を選んでの新婚旅行。まったく連絡はとれない。仕事の引き継ぎは受けたものの、はたしてさまざまな事態にできるのかどうか。仕事がどれほど属人化しているのかが問われる…

休日。月曜の休日は少しうれしい。書店でたくさん衝動買い。自閉症関係、応用哲学、倫理学、マンガ。改装された書店でまた縮小された社会福祉学の書棚に「終わったな社会福祉学」的な印象をますます強くする。社会学は、国内の大御所の方たちが元気な印象。 …

梅雨のレクリエーション企画終了。新しい子どもが増えすぎて、覚えきれない。新しい学生スタッフも多すぎて、覚えられない。 きょうだいまで受け入れるからいっそう参加が多くなるわけだが、きょうだいが楽しむ姿はとてもよい。きょうだいに障害をもつ子がい…

不調。また深まる孤独感と閉塞感。打開策は、わからない。この組織にとって、自分は腫れ物のようだ。 医療機関に同行。福祉サービスと似たような金の流れをもつシステムでありながら、実務的な処理はずいぶん違うのだろうと、受診前後の待ち時間にどうでもい…

高校の授業で話。二日連続。 手ごたえはあまりない。同行して活動経験を語ってもらった学生スタッフにとってはよい勉強になったようなので、それを喜びたい。来年もっといいプレゼンをしたいらしい。若さには希望がある。 自分が期待をかけた学生は、残念な…

不調。 今日は高校で話してきた。話し下手は変わらない。長時間聞かせる力がない。具体的なエピソードにとぼしい。致命的。 明日も同じ高校の別のクラスで話。

帰宅後、かかってきた電話で激昂。今も全くおさまらない。 自分の説明責任は棚に上げて、人のことばかり責める。相互の言い分を十分に聴くこともなく、一方的にアドボケイト。支援の中で必要な場面はあっても、スタッフ間でそれをやったらおしまい。信頼関係…

また調査票が送られてきた

朝から支援学校の見学説明会へ。幼児さんの保護者数名に同行。 支援学校の教員というのは、仕事の中で「わかりやすくする」ことを日々求められているはずなのに、なぜ保護者向けの説明がこれほどまでに資料の棒読みで、聞き手の知識水準に対する配慮もなく、…