泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2014-01-01から1年間の記事一覧

当事者はこの説明で納得するのだろうか

特に選挙前だから、というわけでもないのだけれど、偶然に書店で見つけたので。政治はどこまで社会保障を変えられるのか作者: 山井和則出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2014/10/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 民主党政権時代…

衆院選マニフェスト比較2014(障害者分野)

当ブログで選挙時恒例になっている「障害者分野限定」マニフェスト比較。なんとなくやらなければいけない責任を感じて、今回もまとめてみました。もちろん景気だって、安全保障だって障害者とは関連するわけで、「障害」という言葉が使われているところを抜…

支援はデマンドに寄り添うことから

某所で安井(大友)愛美さんのお話をお聞きしてきた。はるばる北海道から来てくださっての5回連続講座。テキストは以前にも紹介した本である。最後は、短い時間だが、トークセッションのようなことまでさせていただけた。主催者には、ただ感謝の言葉しかない…

・「『自立』の反対は何だと思う?」「…寄生?」。・ときに想像の斜め上をいく学生たちが連日22時まで事務所につめかける例年通りの光景。11月上旬。・一部の保護者からは大量の手作り夜食やらお菓子やらカップスープまでもが差し入れられ、これはもう断固と…

排除は累積する、とわが身を通じて再理解する。 発達の凸凹と低所得と不衛生と不健康と孤立とがぐるぐると互いを深め合う。 この立場で仕事ができていて、周囲の寛容さがあるから生きていられるだけで。もし仕事が続けられなくなったら、社会の中にいられる…

転ばぬ先に杖をつくには

地域で昔から続いている行事に参加する。 きっと多くの地域でまだ行われているであろう障害者向けイベント。行政が中心となって企画して、地域に暮らす障害児者や支援者が体育館とかに集まって、簡単なレクリエーションして、みたいな。 しばらくぶりに出会…

目覚めても体が動かない。昨日はそれほど消耗していないはずなのに。 先週は心身にとってハードだったが、今ごろその疲れが出たのか。この数か月のあいだ、丸一日休むことはなかった。今日も可能な限りは働こうと思っていたのに、ずっと何もできずに、この時…

「パパがいっぱい遊んでくれていいね」

子ども(支援の利用児)と公園へ。 遊具を使って全力で遊んでいると、2〜3歳くらいの女の子が自分に近づいてきて、無言でたくさんの木の実をくれようとする。とてもなごむ。すぐにお礼を言ってありがたく頂戴する。そのときは気づかなかったが、後になってよ…

研修中

国の研修に参加中。三泊。明日で終わり。 今日も昨日も終了後に飲み会。今日は偉い人にビールを注がれ、飲めないと言う勇気もなく。コップに半分だけがんばる。 結果、頭痛で寝れない。明日ちゃんと起きれられるのだろうか。 偉い人たちの考えていることが垣…

「ちょうどいい責任」だけを背負えない社会で

自閉症連続体の時代作者: 立岩真也出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/08/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 一読した後に「自分にとってはそれほどインパクトのある内容ではない」と思ったのだが、いくつかのニュースと世間の反応…

とてつもなく忙しい

たぶん法人設立以来で一番忙しい。 基本的に同時並行で物事を進めるのが苦手な自分にとっては、あまりに多くのことが重なり過ぎている。2年半ほどかけてこぎつけた事業所の新設はようやく建物の改修工事開始。さっそく近隣から苦情。工務店の動きを信用し過…

疲れているのに寝れない、というつらさを表出するだけの更新。

記事らしい記事を更新する気力がない。 支援学校の夏休みは今日で終了。小中学校の夏休みはもう少し続く。 連日、長時間のガイドヘルプが続いていたところ、昨日今日と利用が続けてキャンセルになったせいで、何かのバランスが崩れたのだろう。心身ともにお…

障害特性を「たとえる」

3年も前に出ていた本。図書館で偶然見つけた。自閉症・ADHDの友だち (文研じゅべにーる・ノンフィクション)作者: 成沢真介出版社/メーカー: 文研出版発売日: 2011/05/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見る やさしい文章で、活字も大きく、振り仮名…

お盆らしい

悩みごととカフェインのせいで眠れず。朝が近づく。 老老介護になりつつある実家が不安でも、帰省できるほどの休みはなく、ただ変わらず働くのみ。 思うようにならないことだらけの中で、経験のない入札の準備に終われながら、子どもたちと炎天下を歩きまわ…

とにかく不快

今日は23500歩。夏休みに入ってから、何キロぐらい歩いたのだろう。歩数計をつけていた範囲で、たぶんフルマラソン2回分とちょっと。 はてなブックマーク界隈では、「池沼」という表現とその取扱いについて話題になっているようで、何か書きたいと思いつつ、…

疲労困憊中

増える仕事ばかりで減る仕事が何もないのだから、当然。

真面目なところが損をしない報酬カットはありうるだろうか?

さて、想像通りの展開になりつつある。 2014年6月13日 第1回「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム」 議事録 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000051539.html 次に 8 ページですが、同じように障害児の給付についてまとめております。障害児の給付につ…

コンサルからDMが届く福祉

先週末に事務所のポストを開けると、透明のビニールに包まれたA4サイズのDMが。捨てるのにビニールと紙の分別だけしようと封を開けて、手が止まる。 ついに障害児を支援する「放課後等デイサービス」の起業や経営改善を促すセミナーの案内がコンサルから届く…

人間だもの

状況に救いはなくても、運動量が増えるとそれで少し精神的に安定しやすくなると知っている。過去にそれで持ち直したことも多いから。 悩みはつきなくとも、だいたい3日くらいで食欲がじわじわと戻ってくるのもわかっている。食べられなかったのは最大でも50…

夜中に吐き気がしてもひとり

まわりの幸せを実現するために心身を削るが、どれだけ削っても終わりは見えず、自分自身の私的な幸せはもう来ないのだろうという確信めいたものを抱く

自己犠牲も同然

「話してくれない」と言えば、「聞かない」ことの責任は問われなくなる

せめて睡眠中だけ思考停止したいのに全く眠れそうにない

また苦境

こんなことになったのは自分が悪いのだと嘆きながら、どこかで自分だけが悪いのだろうかとも思うが、他の誰も自分が悪かったとは言ってくれないのだから、自分がすべて背負って苦しむのが妥当であるという周囲のメッセージとして受け取るしかない。 いっしょ…

「エンパワメント」はなぜ求められたのか

この数週間のあいだに聞いた話や読んだものから考えたことだが、誰かが対人援助における「エンパワメント」とか「ストレングス」の歴史社会学的な研究をすべきだと思う(既に本格的にやっている研究者がいたら、ごめんなさい)。読んだものなどを具体的に引…

はじめてガイドヘルプを使う子と、外出。 放課後に力いっぱい外で遊んで、汗だくでくたくたになって帰宅。 その様子を見た家族の幸せそうなこと。なんだか泣きそうになった。 子どもと家族からこんなに感謝されたのは久しぶりのような気がする。 発達だけ見…

なんとなくfacebookに日々の思いを書き連ねてしまい、こちらの更新が滞っている。ブログに書いた方が断然読んでくれる人は多いのだけれど。なんとなくまとまった内容のものを書かなければという無用な義務感に縛られて、つい。 とある日本人が書いた英語論文…

例の都議会議員、特定されてよかった

この火を消すまいと頑張った皆さま、おつかれさまでした。