泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

人間だもの

 状況に救いはなくても、運動量が増えるとそれで少し精神的に安定しやすくなると知っている。過去にそれで持ち直したことも多いから。
 悩みはつきなくとも、だいたい3日くらいで食欲がじわじわと戻ってくるのもわかっている。食べられなかったのは最大でも50時間ぐらいだ。
 叱責された経験などの記憶が長期的に残りやすい一方で、単に落ち込んだりショックを受けたりしただけの状態ならば、それほど長く続かないこともわかってきた。記憶が薄れても解決すべき問題は無くならないが、少なくともメンタルにおいては時間が解決してくれることも多い。
 こうして「たぶんそろそろ最悪の精神状態を脱していくのだろう」と予測がつくようになる。しょせんは、脳。
 しかし、この自分で自分を欺いているかのような空しさは何だ。
 人は社会的な生き物であることの証であろうか。