泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2008-01-01から1年間の記事一覧

タイトル通り

やさしい発達障害論 (サイコ・クリティーク)作者: 高岡健出版社/メーカー: 批評社発売日: 2007/12/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 44回この商品を含むブログ (11件) を見る やさしい発達障害論。 「知的障害」と「発達障害」の相互関係がだんだんわ…

今年の終わりに

ガイドヘルプとか、請求事務とか、他事業所でケガをした子どものために病院探しとか(こんな目の離しにくい子どもを「見てなかった」ってどういうことだ?)。この年末に歯医者探しはとても難しい。 ウィンタースクールも年内のものはすべて終わった。年末年…

カゼひいた

休むほどじゃないけれど。利用キャンセルとか、入院とか、活動中に嘔吐とか、子どもたちにも確実にカゼ・インフルエンザは蔓延しているようなので、皆さんお気をつけください。このブログを読んでいる人が今日だけでもきちんと手洗い、うがいを心がけて、カゼ…

うーん

移動時間に読めた。良い支援?―知的障害/自閉の人たちの自立生活と支援作者: 寺本晃久,末永弘,岩橋誠治,岡部耕典出版社/メーカー: 生活書院発売日: 2008/11/01メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 116回この商品を含むブログ (7件) を見る とても評価が難し…

ぐるぐると循環

自閉症と行動障害―関係障害臨床からの接近作者: 小林隆児出版社/メーカー: 岩崎学術出版社発売日: 2001/09/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (2件) を見る 著者が最近書いたものについてのブックレビューは読んでいたけれども…

マッチポンプを疑おう

“支援”の社会学―現場に向き合う思考作者: 崎山治男,佐藤恵,三井さよ,伊藤智樹出版社/メーカー: 青弓社発売日: 2008/11/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (7件) を見るその第5章。新井浩道「繋がっていかない利用者への支援」…

アンチ障害個性論

障害は個性か―新しい障害観と「特別支援教育」をめぐって作者: 茂木俊彦出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2003/10メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見る 過度の「同化」「統合」路線に待ったをかけたい気持ちはわかるけれど、そ…

長い長い道のり

■6月後半 補助金が余るから使ってくれ、と行政から召集かけられて説明会。 ■7月上旬 急遽、民家を借りて、新しい場所で事業をはじめることになったが、あまりにボロボロなので改修工事を行なおうと考える。そこで、「あの補助金を使えるかも」と思い返す。行…

障害学と社会福祉学の架橋?

障害とは何か―ディスアビリティの社会理論に向けて作者: 星加良司出版社/メーカー: 生活書院発売日: 2007/03/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (16件) を見る 障害学関係者には「お前まだ読んでなかったのか」と言われるだろ…

小さな世界から考えてみたら

障害をもつ子どもたちの長期休暇を支えるプログラムがある。長期休暇中に複数日の活動日程がある。 毎年、参加する子どもたちが増えていく。主催者は、誰ひとり断ることなく受け入れ続けてきた。子どものきょうだいも参加させてほしいという声があがり、それ…

某大学の心理系院生と話す機会が。やっぱり最近は行動科学系の研究が強いのかとか、にわか知識で質問攻めにしてみる。ゼミで読んでいるらしい論文を見せもらい、その内容にぶっとぶ。 河合隼雄の遺したものは「いろんな意味で」大きかったのだな、と知る。

先週末から今日までに合計30キロぐらい歩いている・・・。今日は7キロ。昨日も7キロだった。長く歩くのは慣れているが、連日はつらい。どこもガイドヘルパーはこんなに歩いているのだろうか。唯一あまり歩かなかった日は、電車で隣の隣の県まで往復4時間・・・。 …

ああもう腹が立つことが多すぎて、どうしたものか。

行政的な「制度の論理」のようなものがあって、そこで支援者としての論理を貫き通そうとすれば、その制度の論理が破綻しているポイントを丹念に突いていくことしかないのだが、行政は「破綻しているからこそ、柔軟な運用のもとに支援を広げていけているので…

私たちはつながっている、けれど

発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい (シリーズ ケアをひらく)作者: 綾屋紗月,熊谷晋一郎出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2008/09/01メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 107回この商品を含むブログ (27件) を見る 面白かった。 アスペル…

「知的障害者」のケアをめぐって

中根成寿(2006)「家族ケアを構成する二つの資源―知的障害者家族におけるケアの特性から―」『立命館人間科学研究』第11号、137-146。 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/hs/hs/publication/files/ningen_11/11_137-146.pdf なんというか、有斐閣アル…

報告メモが出た

第44回社会保障審議会障害者部会の報告 http://www.kaigoseido.net/topics/08docu/081112syakaihosyousingi.htm 地域生活支援事業については、事務局からのデータの不足が指摘され、市町村の実施率のデータも実施率では格差はでてこない。その内容が問題であ…

600カロリーぐらい

親の会は一瞬だけ不穏な空気になりつつも無事に終了。これでたぶんなんとかなるだろう。 その後、週末のイベント準備に走り回り、気がついたら自転車で20キロ以上も走っていた。いい運動だ。

新たな学びとか不安とか

社会福祉のような内部での専門分化が進みすぎて、対話が難しくなった業界で論文を投稿するときは、妥当な査読者を正しく選んでもらえるような論文の書き方をしなければいけないのだ、ということを学んだ。論の内容や構成ももちろん、タイトルやアブストラク…

休日

せっかく久しぶりの休みなのに、相変わらず過ごし方がわからない。いつも行っている場所で昼食。本屋に行って立ち読み。いつも食べているものをスーパーで買って帰ってきて、夕食。 こうして大した気分転換もできないまま、明日からまた仕事に戻っていく。ち…

洋食は全滅か

家庭で無理なく楽しくできる生活・学習課題46 (ヒューマンケアブックス)作者: 井上雅彦出版社/メーカー: 学研プラス発売日: 2008/09/30メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 102回この商品を含むブログ (7件) を見る 子どもたちの親向けに本当にとてもやさし…

個人と環境

行動科学が発展していくと、対人援助の方法論はだんだんと一点に集約されていく気がする。福祉と心理の壁が壊れるのは、よいことなのか、悪いことなのか。

たくさんのいらいら

口の聞き方を知らない養護学校の副校長にいらいら。電話で名乗りもしない。「○○養護学校ですけど」って、お前は校舎か。こっちの職員の名前を間違えて覚えておきながら、何でその名前の者がいないんだと不機嫌そう。自分の都合のいい時間に電話しておいて、…

応用行動分析学入門―障害児者のコミュニケーション行動の実現を目指す作者: 山本淳一,加藤哲文,小林重雄出版社/メーカー: 学苑社発売日: 1997/08/01メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見るなどABA関係の本を複数読んだ後に、自閉…

カゼ気味

体調悪いのに帰宅が遅く、4夜連続でコンビニのカップ麺と冷凍食品。他に食べるものがないのだから仕方ないが、かなりうんざり。 ここのところ話題にしている新事業協力金関連の続報。結局、自治体担当課からの補助は引き出せなかった。まあ当然と言えば、当…

昨日の話の続きだけれど

直接、担当課長から話を聞くのは週明けだけれど、間接的に伝わってきた話では、どうやら4番目の選択肢が浮上する模様。「何か他のことをすれば、それに対して独自の補助金をつけてやることはできるかもしれないから、この事業に関しては採算がとれなくても協…

新事業説明会

・・・を終えて、関係機関にもあいさつまわり。 しかし、説明を終えたはずの行政担当課から夕方になって連絡。公費が入る事業にこれだけの協力金をとるのは認められないと課長が言っているので、週明けまでに算出根拠をもってこいとのこと。 利用料という名目で…

反比例

まだ若くして思うように体が動かない母親と、それに対する配慮なんかできるはずもなく多動で遊び盛りの子ども。成長につれて、言葉が増え、要求行動もどんどん増える。しかし、応じきれない。残酷だ。障害特性うんぬんではなく、この子は単にもっと自由に遊…

間もなく説明会

障害をもつ子どもの放課後の居場所づくり(いわゆる日中一時支援事業なのだが、この呼び名がどうも馴染めないし、子どもの能動性が感じられない「一時預かり」とも言いたくないということで、こんな表現に落ち着いた)の利用者向け説明会を控えて、説明資料…

嘆き

「だ」と「である」が混在しているのがダメって何だ。そんなルール聞いたことないぞ。この人は「です」と「ます」が混在しているのもダメだって言うのだろうか。ああ、評価されたくない。

落胆中。

ああ、何もやる気が湧かない。本を読むのが馬鹿馬鹿しい。