2014-01-01から1年間の記事一覧
このブログには、自分の仕事に直接関係することしかほとんど書かないのだが、今日は東京都議会の件。このままうやむやにされてしまうことを強く危惧している。 大きな問題発言をした議員が謝りもしないし、何の責任もとらない、ということはしばしばあるだろ…
臨床心理学第13巻第4号-特集 対人援助職の必須知識 発達障害のアセスメントを知る作者: 辻井正次出版社/メーカー: 金剛出版発売日: 2013/07/10メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る発達 第131号 特集:子どものためのアセスメ…
学校には連絡帳というものがある。仕事上、しばしば目にする。 自分が子どものとき、親と教師の間でどんなやりとりがなされていたのか、ほとんどもう記憶がない。いま小学校などで一般的にどんな使われ方をしているのかもよく知らない。それでも言えることと…
「障害」を「症」に 精神疾患の新名称公表(産経新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140528-00000557-san-hlth この記事は、精神神経学会の発表内容をだいぶ略していて、誤解を招く。以下に日本語訳の全文と検討経緯の説明がある。 DSM-5病名・用語…
給付費の請求ミスをして、はじめての過誤申し立て。 書類を地元自治体に提出して、手慣れた感じで受理されて、6月の請求時に再請求してください、と言われて終了。 そのやりとりをしながら思う。自治体福祉課の職員とひとりひとりの利用者について対話する機…
よくわかる障害学 (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)作者: 小川喜道,杉野昭博出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2014/04/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る いただきもの。書店で見かけて購入を迷っていたので、ありがたい。…
本の紹介をしたい。著者は「障害のある子の親」であるが、以下に書くことは少しだけ読み替えれば「障害児者の親」に限らず「親」一般にも当てはまる部分が多いだろう。書名が「障害のある子の親である『私』」ではなく、「障害のある子の親である『私たち』…
他事業所についての情報が入りまくる。同じ事業所について良い情報も悪い情報も入りまくる。悪い情報をたくさん聞いていたとしても「通うことに決めました」と保護者から言われたとき、何を伝えることもできない。だんだん自分の耳を塞ぎたくなってくるが、…
地元の子ども・子育て会議に出席。 保育に関わる資源の必要量について試算が出されてくる。国から必要量を推計するための計算式が出されているようだが、現状とかけ離れた数字が続々と並ぶ。極端に少なかったり、逆に多かったりする。当然、補正をかけなけれ…
介護職の賃金 平均より約9万円低い http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140423/k10013963301000.html (介護施設で働く人の賃金について)去年10月の時点で正規職員の賃金の平均は月額で20万7795円と、すべての産業の平均(29万5700円)よりお…
ガイドヘルプして、記録書いて、支援ツール作って、欠員を埋めるための求人かけて、応募がないので条件見直して、急に舞い込んできた障害福祉とも少し違う相談受けて、新設の事業所について設計士と話して、土木行政と話して、入札の準備進めて、駐車場探し…
支援で子どもと公園へ。 テレビで「公園にいる変質者はこんなふうに子どもを狙っている」という特集を見て以来、公園に来た大人たちからの目に気をつかわざるをえない。ずいぶん地域で認知されてきたと思うし、通報とかされないと信じてはいるが、どうも落ち…
ひさしぶりに15時間がんばった日の翌朝、職員みんなから批判を浴びまくる夢で目覚めたときの疲労感ハンパない。
片道4時間の日帰り出張。某所で行われた「交流会」に招かれて出席。 ほとんど知らない人ばかりの中で、黙々と豪華な飯を食うことになるのだろうかと想像していたが、地域生活支援業界のパイオニアと思いがけず再会。10年ぶりくらいだろうか。近況をお聞きす…
公園で子どもたちと全力の鬼ごっこをする。もちろん仕事で。 もう何年も続けてきているのだが、自分が主に関わっているのは特定の支援が必要な子どもである。年月が経つにつれて、周囲の環境は変わる。特に「お友だち」の顔ぶれは変わっていく。 公園でいっ…
電車賃の値上げがそのうち利用者さんの切符購入に影響するだろうと思っていたが、増税から1週間。ついに。 いつも券売機上にある路線と料金のかかれた図を見上げて、目的地の駅名を指さし、読み上げてから切符を買っていたが、およそ駅名と所要金額を記憶し…
「できていたことができなくなってしまうこと」は、一般にはあまり肯定的に捉えられない。 なぜできなくなったのか。およそ人間の能力というのは若いあいだ、伸び続けるか、せいぜい横ばいであると思われていて、できなくなるのは「老い」や「障害」の負の側…
年度が変わったとは信じたくないぐらいにすっきりしない。前年度からの積み残しが多すぎる。 2013年度。法人設立以来、これほど想定外のつらい出来事の多い年はなかった。人の健康、資金獲得。その影響は大きく、いまだ対応に追われ続けている。社会保険の切…
・コンビニでの買い物はスーパーより難しい。後ろに並ぶ客からのプレッシャーも多くかかる。支援学校の買い物学習もスーパーしか行っていないらしい。 ・商品を受け取り、さらにおつりとレシートを受け取って財布に入れ、すぐにその場をどかなければいけない…
何も口にする気がしなくても、二日も経てば何か口にしたくなるというのはその程度の落胆でしかないということなのか。つらい記憶がいくらか薄れたのか。 いや、記憶は薄れない。忘れて済むことなどひとつもなく、対処しなければいけないのだから。人間の体が…
駅によっての違いもあるのだけれど、主にこの近隣の主要駅での場合の話。 私鉄Aは障害者割引で切符を買おうとすると、券売機に現金を投入→割引ボタンを押すと駅員が登場→駅員に手帳提示→金額ボタンを押す→切符が出てくる。 私鉄Bは障害者割引で切符を買おう…
自分は一浪していて、浪人生活の終わり頃にいちど精神的に死んだ。 あまり深く思い出したくはないが、ゼロから社会や他人との向き合い方を変えなければ、生きていけないことがわかった。それから生き直しが始まる。ほどなくして人さまの生活を支える機会に恵…
自法人の失敗から教訓を引き出す記事の2回目(1回目は→こちら)。 NPOといっても多様な取り組みがあるので、特に福祉事業に限った話になるかもしれないが、10年あまり活動を続けてきて「スケールメリット」の大切さをつくづく感じる。 人の暮らしを支えよう…
「今、この苦境を乗り切ったら楽になれる」と思っての努力がずっと繰り返されているということは、たぶん今後も楽にはならないと理解するのが必然。
ひきだしにテラリウム作者: 九井諒子出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2013/03/16メディア: コミック購入: 1人 クリック: 46回この商品を含むブログ (69件) を見る九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (ビームコミックス)作者: 九井諒子出版社/メ…
昨年亡くなった師匠(自分が勝手にそう思っている)を「偲ぶ会」に出席。 昔を知る人々からお話を聞く中で、府中療育センターとか楠敏雄さんの名前が出てきて、少し驚く。そのようなつながりを聞いたことがなかった。 ある世代以上で日本の障害福祉を牽引し…
本の紹介をしたいのだが、はじめに少しだけ説明がいる。 今から10数年前、障害児の地域生活を支える仕組みというのはほとんど無いに等しかった。切羽詰まった親や福祉関係者、ボランティアなど危機感を抱いた人々は各地で取り組みをはじめる。もちろん持続可…
別の本について何か書こうと思っていたのだけれど、さっき風呂の中で一気に読んだコミックエッセイに考えさせられたので、そちらを。良いマンガだった。今日もかるく絶望しています。 落ち込みがちガールの日常コミックエッセイ (メディアファクトリーのコミ…
研修講師。110分。頑張ったつもりではあるが、手ごたえはなかった。 高い自由度が与えられていたので、おそらく自分以外は扱おうとしない主題とアプローチで話した。ただ、そのような話が聴衆に好まれるのかどうかはまた別の話。あまり現場の人向けの中身で…