泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

これって何かおかしくない?

「総括」の(6)は、たぶん次の更新で。それよりもこれ。 障害者自立へ給与アップ 販路拡大、付加価値PR http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091027-00000520-san-soci 途中まではともかくとして、 ■生産ライン請け負いで成果 一方で、福祉ベンチャーパ…

訃報

絵本作家のかがくいひろしさんが9月末にすい臓がんで亡くなられていた。まだ54歳だったそうである。全然知らなかった。昨年ぐらいから、作品を書店でよく目にするようになり、ちびっこたちに「読み聞かせたい」衝動にかられたりしていた。世間一般ではあまり…

また苦境

児童デイ2型で絶好調のA法人が隣の自治体B市と手を組み、学校を借りて放課後の預かりをしようと計画開始、の連絡。日中一時支援なのか児童デイ2型なのかは不明。いずれにせよ、このまま進むと、学校は「どうぞどうぞ」の姿勢。 A法人は児童デイでものすごく…

カゼひいた。

インフルエンザではないけれど、気管支炎手前っぽくて、これはこれでつらいです。行き詰まり感から精神的にもだいぶまいっているので、余計に気が滅入ります。どうぞ皆さん、お気をつけください。

未来に向けての総括(5)

前回の続き。 支援費制度は、開始して1年目で100億円以上の赤字を出して、早々と制度設計の稚拙さを示した。2003年4月からはじまった制度は、同年の年末にとんでもない報酬単価案を提示してきた。「移動支援」の狙い打ちだった。 危機感を感じた自分は障害福…

愚痴

行動援護の該当者がひとり減った。 その認定調査を担当した調査員が「なぜ・・・?」と不思議がる判定。本人の様子なんて何も変わっていないのに。3年前に移動支援との併給にしてくれないとヘルパーが制限されすぎると訴えたこちらの意見は一蹴され、行動援護に…

未来に向けての総括(4)

前回の続き。 支援費制度が開始されて、需要の急増にサービス供給が追いつかなかったのはなぜだろうか。今回はものすごく細かい話になる。でも、こうした細かい話が利用者や事業者のありようを左右するので、避けて通れない。 需要の急増といっても、すでに…

未来に向けての総括(3)

前回の続き。ちなみに、自立支援法でなく、支援費から総括をはじめているのは、障害福祉サービスの「制度化」がもたらしたもの、という意味では、支援費が大きな転換点だったと思っているから。 支援費制度以前、知的障害をもつ人たちが使える社会資源が乏し…

自閉症・発達障害児教育診断検査

PEP-Rを読了。 こんなにたくさんの検査項目を、ふだん自分が関わっているような子どもに2時間足らずで行うなんて本当に可能なんだろうか(いくら柔軟と言ったって、この内容を集中して取組めるのか?)と疑いつつ、明日、某所でその実際を見てくる。 なぜこ…

未来のための総括(2)

前回の続き。 支援費制度導入まで知的障害児者の「地域生活支援」はどんなものだったか、と言えば、地域ごとにばらばらな補助制度に支えられた(あるいは全く何の制度的支えもない中で)ものすごく熱意ある事業者ぐらいしか、使えるものが無かった。知的障害…