泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

新年

ブログの日付は年末だが、すでに2013年だ。 1年ごとにますます追い込まれている印象しかない。 さほど大きくもない組織なのに、全く思うようにはならない。 リーダーシップからもほど遠く。 みんなやりたいようにやっている。 自分から見れば、極めて危うい…

学校行事への参加を拒まれて、考えた

学校の校外行事への参加を特別支援学級の生徒たちだけが拒まれる。保護者たちは同伴することも申し出た。が、それもまた拒まれた。 かなり異常な事態だと思うし、行政内部でも他の課から教育委員会に批判が集まるぐらいの状況であるが、学校は動かない。どう…

支援者としての立ち位置

もう少し考えをまとめてから何か書きたいようなことだけれど、ひとまずのメモとして。 以前に障害学会で「自分が信用するのはアドボケイター(代弁者権利擁護者)としてのソーシャルワーカーだけ」と話していた当事者がいたけれど、支援者はしばしば「(支援…

福祉関係者はいま何を思っているのだろう

まあ、福祉関係者は全体的に元気が出ない結果だろうと想像する。当事者も支援者も。 新与党が「反福祉」までも叫んできたわけではないし、「きっと福祉に熱心だろう」と信じられてきた民主党がこの3年で従来の流れを大きくひっくり返すような変化が生み出せ…

「悪魔化」される保守の内実

社会運動の戸惑い: フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動作者: 山口智美,斉藤正美,荻上チキ出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2012/10/31メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 332回この商品を含むブログ (36件) を見る この執筆陣で勁草書房から…

「6.5%に発達障害の可能性」とは言うけれど

一読して、誤解というか、偏った理解を招きかねないよなあ、と。 小中学生の6.5%に発達障害の可能性 4割は支援受けず(日本経済新聞) http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0404C_V01C12A2000000/ 前回の調査は2003年だった。そのときにはじめてはじき…