泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

論文も1本だけ読了

中河伸俊「構築主義とエンピリカル・リサーチャビリティ」『社会学評論』55(3) 構築主義的なアプローチの全体像を把握するのに、導きの糸になる。今になって思えば、自分が修士論文でやりたかったことは、ある活動の中で「ボランティア」にまつわる言説が…

読了

お姫様とジェンダー―アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門 (ちくま新書)作者: 若桑みどり出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2003/06/01メディア: 新書購入: 4人 クリック: 85回この商品を含むブログ (47件) を見る 高校ぐらいのときだったか、NHK教育で『絵…

人事異動の季節

非公式ながら、各種機関の人事異動についての情報が続々と入ってくる。昨年と比べ、異動が極端に多い。 都市部はどうだかわからないが、田舎の行政は職員が一人入れかわるだけで、劇的に制度の運用が変わってくる。異動になるのが、課長でも係長でも、それ以…

友人が

ブログ開始。 http://d.hatena.ne.jp/grouch_k/

これからのヘルパー調整

「むそう」の使っているらしい「グループウェア」がすごく気になる。 http://www.mmjp.or.jp/fuwari/musou/jimukyoku_index.html こういうのがほしいと常々思っていた。やっぱり同じことを考えられていたか。もっとほしいと思っているのは、ヘルパーの動きを…

大学とボランティア

うちの法人では、長期休暇中の子どもたちの集団活動を、支援費制度とは無関係に続けている。もともと法人の母体は、その活動のためのボランティアグループだった。 もう10年ほどやっているが、今だにボランティアの需給調整はばたばた。あさってに控えた活動…

再読の効用

本をぱらぱらと読み返していたら、以前より理解度(というか納得度)が上がっていることに気づく。NPO会計に関する本と、学童保育所での障害児の受け入れに関する本だ。どちらも2年ほど前に購入して一度だけ読んだ。 事業者としての成長とは違って、自分個人…

休学届

提出。まだ認められたわけではないけれど、確定と思ってよいだろう。来年度は死ぬ気で働こうと強く心に誓いつつ、大学の図書館で社会構成主義関連の論文を大量にコピーをして帰る(『社会学評論』の最新号)。こういうことも4月からはほとんどできなくなりそ…

事業者が悪いのか、制度が悪いのか

とみたさんの「社会福祉制度改革の情報サイト」より「グループホームにおける消費者問題と権利擁護に関する調査研究(概要)」http://blogs.yahoo.co.jp/totutotu1968/862716.html 利用者の権利が守られているか、という観点からの調査だけれど、職員数や労…

障害児支援を生業とできるか

学齢児向けの福祉サービスというのは提供時間が限られている。障害児のガイドヘルプは典型だけれど、これは障害の有無に関係ない。学童保育所だってそうだ。結局のところ、学校が終わった後か、学校のないときしかニーズはない。 平日ならば、1日のうちの夕…

連日の

15時間労働。今日は何も書くエネルギーが残っていない。駄目だ。本もここ数日、全然読めない・・・。

「ケアマネジメントの手法」って何だ?

今日は、早朝からガイドヘルプ。それはさておき、今日は近所で養護学校の先生向けにケアマネジメントの手法を教える、という研修がされていた。最近、どこでもやたらによく使われる「ケアマネジメントの手法」という表現なのだが、いまひとつ何が言いたいの…

Political Compass

http://www.politicalcompass.org/ 少し前にやってみたところ、自分はリベラル左派だった。 しかし、本家アメリカ版は「日本人がやると左翼リベラルに偏る」とかいう話で、実際自分がブログ界隈で見かけた体験結果もすべてリベラル左派だった(そういう人た…

読了

自由という服従 (光文社新書)作者: 数土直紀出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/01/14メディア: 新書購入: 2人 クリック: 96回この商品を含むブログ (38件) を見る あんまり時間もないので、かなり自分にしては速く読み終えた。読みやすい本であるのは間違…

卒業

今日は、養護学校の卒業生を祝う集まり。簡単な司会などする。 卒業生の家族などからよく聞かれるのは、「養護学校にいる間は守られていた」という話である。昔と比べれば、ずいぶん状況は変わってきたと思う。それでも、福祉施策と教育施策では「安定感」が…

フリーライダー?

支援を受ける側にはさまざまな事情があるわけで、その理由について基本的に事業者はあれこれ問うべきではない、と思っている。自分のところについては、今のところそれで大きな問題が生じたことはない。それでも今後は、どうだかわからない。 ここ数年、近隣…

学生と面接

ボランティア希望の女子学生と面接。登録用紙の趣味・特技欄に「改造」と記入。なんだそれ。こういう「つっこみどころ」を自分からきちんと用意できる人は、うまいなあと感心する。意図的にやっているのかどうかは、わからないけれど。

軽い頭痛

早めに寝よう。

ついに

春休みに突入。長期休暇って、どうしてあるのだろう。歴史的にはいつからあるのだろう。本当に必要なんだろうか。なんてことまで考えてしまうほど、忙しくなる。他の職種だったら、何が似ているのだろう。学習塾とかだろうか。特定の時期に極端に忙しくなる…

複雑な問題

http://d.hatena.ne.jp/jasmine156/20050316 福祉労働者の労働条件は、知的障害者福祉について言えば、支援費の金額に大きく左右されている。労働条件の向上を求める動きは、結局のところ支援費の単価を上げてくれ、という要望に直結していくのだろうと思う…

資格のことをもう少し

昨日とは少し違った視点でも書いてみようと思う。 知的障害をもつ人々の地域生活支援をしている立場からすると、「資格要件の厳格化」に対する違和感がもうひとつある。それは、障害をもつ人が「地域社会の中で生きていく」ことが望ましいという考え方とは逆…

講師依頼が来た

支援費とグランドデザインについて、養護学校生のお母さんたち向けにそれぞれ1回ずつ。移動介護の行方ばかり気にしていたので、実はグランドデザインの全体像についてはまだうまく説明できる自信がない。そろそろ本腰を入れて勉強しないと。アメニティフォー…

29歳

誕生日おめでとう、自分。 昔「29歳のクリスマス」とかいうドラマがあり(見てなかったけど)、そのドラマ評で「29歳というのは、実に特別な年齢なのだ」というようなことが書かれていたのを覚えている(麻生千晶だったか・・・)。当時は意味がわからなかっ…

資格の機能?

立岩さんのサイトより、 http://www.arsvi.com/0w/ts01/1998r04.htm http://www.arsvi.com/0w/ts02/2002020.htm 第一に、資格は供給されるサービスの品質管理のために必要なだけである。消費者が自分自身でその質を確かめ選ぶことができるのであれば、わざわ…

読了

自動車の社会的費用 (岩波新書 青版 B-47)作者: 宇沢弘文出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1974/06/20メディア: 新書購入: 11人 クリック: 145回この商品を含むブログ (36件) を見る 社会的な共通資本の建設や管理について、コスト・ベネフィット分析によっ…

23時30分

帰宅。夕食とったら、もう日付が変わっていた。 セキも出続けているし、ちょっとだけ本読んで寝よう。

購入

自由という服従 (光文社新書)作者: 数土直紀出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/01/14メディア: 新書購入: 2人 クリック: 96回この商品を含むブログ (38件) を見る自閉症裁判―レッサーパンダ帽男の「罪と罰」作者: 佐藤幹夫出版社/メーカー: 洋泉社発売日:…

某機関紙原稿執筆

障害者支援の進もうとしているシステムの方向性が機能分化を志向していく結果、障害をもつ人の生活を分断すると同時に、施設職員のイメージを悪い方向へと変えていくのではないか、という危惧について、ソーシャルワークやボランティアへの期待(と更なる不…

確定申告

計算終了。申告納税額は6500円。源泉徴収されていない収入があったので、仕方ないと言えば仕方ない。

行動援護類型の詳細が出た。

障害者福祉関係者を除けば、何の関心もない話だろうが、関係者(特にヘルパー事業者)ならば尋常ならざる影響を受ける話である。 単純化して書けば、この4月から知的障害児者の「移動介護」(≒外出の支援)を行った場合の単価が大幅に減額される。これで多く…