泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2009-01-01から1年間の記事一覧

雑感

近くの高校でボランティア募集。 自分はあまりしゃべらず、高校生スタッフにプレゼンテーションをまかせた。高校生がパワーポイントを当然のように使いこなすようになった。まさに十年ひと昔。 仕事を終えてからかろうじてエネルギーが残っている日は、30年…

TG162、T-CHO214

健診結果。中性脂肪が基準値オーバー。コレステロールも基準値ギリギリの数字に。食生活に注意するように書かれる。ここしばらく帰宅が遅く、買い物はコンビニのみ。2ヶ月続けてこれていた弁当づくりは、もう1週間もストップしてしまっている。どうしようも…

健診とか例の事件とか

健康診断。職員の体のことは誰よりも大切に思っているにも関わらず、みんな若いから大丈夫だろうという油断から、ずっとできていなかった。都道府県から実地指導で指摘されたこともあって、ようやく実施。 これまで経験したことがないほどにまで体重が増えて…

くたくた

仕事を終えてから2時間ほど事務所に残って勉強することにしたが、さすがに心身の消耗が激しい。夕食がコンビニ頼みの不健康な生活に逆戻り。 帰宅後に文章を書くエネルギーがない。たぶんしばらく大した内容の更新はできない。 今さらながら、中村雄二郎『臨…

4割

社会福祉学会誌、届く。 論文10本のうち、「知的障害」関連が4本。単に「障害」なら5本。実践報告がひとつあり、それも「知的障害」。資料改題もひとつあり、それも「障害・病気」。 この研究の活発さと現場の変わらなさをいったいどう理解したらよいのだろ…

壊れゆく「心理」イメージ

心理学入門一歩手前―「心の科学」のパラドックス作者: 道又爾出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2009/03/19メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (4件) を見る 「一歩手前」にしてはけっこう難しい部分があったものの、ひとまず(社…

「したい」のか「せねばならない」のか

少し前のこと。突然の激しい雷雨にあった。 自閉症の彼は雷が大嫌いと聞いている。 しかし、カサが無くずぶ濡れになりながら、間近に雷が落ちても突き進む。いつも通りならば、あと30分ほどは歩いて、先にある駅から電車に乗る。そのあたりを訪れたときは、…

環境管理型療育

移動時間に一気読み。自閉症児のための明るい療育相談室ー親と教師のための楽しいABA講座作者: 奥田健次,小林重雄出版社/メーカー: 学苑社発売日: 2009/05/20メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (4件) を見る とてもテンポと歯切れのいいQ…

インフルエンザの足音

ついに職員全員マスク着用開始。息苦しくて、妙に疲れる。 既にサービス利用にもさまざまな形で影響が出始めている。急な利用依頼とかキャンセルとか。依頼もキャンセルも両方出るというのが、面白いところ。 厚生労働省から社会福祉施設向けにも通達が出さ…

未来へつなげていくために

寝る暇も惜しんで頑張っているけどなの巻き(Hiromoto@toeda.blog.org) http://hiromoto.seesaa.net/article/119639950.html 悲しい。児童期の支援すら満足にできていない自分のふがいなさを反省しつつ、家族の想いを汲み取ることの難しさを改めて感じる。…

弁当のすすめ

ひょんなきっかけから、職場に弁当の手作り持参をはじめて、1ヶ月。 ほとんど前日の夜に作るのだけれど、こんなに続くとは思わなかった。 自分で弁当を作り始めてわかったこと。 真面目にやれば、食費がものすごく浮く。たぶん1食150円〜300円ぐらい。 米を…

現場と学問の距離

少しアクセスが多いと思ったら、とみたさんからリンクしていただいたようで。 「事件は現場で起きているんだ!」では…(とみたの大耳・小耳(改)) 置かれた立場としては対極的だけれども、スルメコラムの作者さん(過去に名乗っておられたこともあったと思…

プチ講演

ひさびさに「親の会」の保護者たくさんの前で話す。父親の姿もちらほら。 5年前ぐらいよりも遥かに話をするのが難しくなった気がする。 制度化が特定の部分においては進み、保護者のライフスタイルが多様になり、サービスの使われ方もさまざまになった。もは…

生きる力

養護学校から「自閉症児に対する『構造化』の大切さとかがわかっていない教員がいるから連れていく。話してやってほしい(大意)」という連絡。明日、来るらしい。いちおう書いておくと、構造化というのは簡単に言えば、自閉症児に対する望ましい環境の整え…

生態学的心理学

「心」はからだの外にある―「エコロジカルな私」の哲学 (NHKブックス)作者: 河野哲也出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2006/02メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 35回この商品を含むブログ (30件) を見る うーん、システム論とも通じるところが…

タイトルが素晴らしかったので

社会福祉学は「知的障害者」に向き合えたか作者: 中野敏子出版社/メーカー: 高菅出版発売日: 2009/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見る 一気に読み終えられるかと思ったが、ずいぶん時間がかかった。 貴重な本であ…

政令指定都市でさえ

エスカレーター介助(エレベーターがないから)のために、隣の駅から駅員が電車に乗ってかけつけるのを待たされるという初めての経験。観光地がこんなことで大丈夫なのだろうか…。こんなに待たされるぐらいなら、自分でやりますけど。私鉄の駅員が「介助しな…

社会福祉学の反省

高沢武司(1970)「社会事業における『実践』の問題とその理論的基盤 ―社会事業理論をめぐる状況についてのノート―」『社会福祉研究』6、28-34。 「実践」に値いする実践が研究者にはみえないところで展開され、創造され、逆に啓蒙的に「実践」が研究者によ…

まちの便利屋さん

夕方かかってきた電話に軽く受け流す感じで返答したのだけれど、こんな時間になって腹が立ってきた。 「隣町で無料でやっている『習い事』に子どもを参加させているが、それをこの地域でもしたい。講師はこの地域にもボランティアで来てくれると言っている。…

一気読み

自閉症の人の人間力を育てる作者: 篁一誠,東京都自閉症協会出版社/メーカー: ぶどう社発売日: 2009/04/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (2件) を見る 「うわー、ここまで言いきって大丈夫か」と何度も思いつつ読んだ。しか…

緊急雇用創出

緊急雇用創出事業関連で、地元自治体にもたくさんのお金がばらまかれて、うちの法人も何か仕事を作るように求められそうな見込み。この機会を活かして、自治体は単費事業を移行させたがる。人をうまく雇えれば楽になることは多い。でも、3年で緊急雇用創出は…

新学年

子どもたちの新学年も1週間経過。 クラス替えというのは、ときに子どもの学校生活における大きなターニングポイントになるのだろうが、養護学校においても例外ではない。4人や5人の生徒に対して教師が3人とか4人いて、小学1年から6年までごちゃ混ぜになって…

携帯機種変更

9年2ヶ月ぶり。長年にわたり、よくがんばってくれたP501i。携帯屋にもっと驚かれるかと思ったが、意外と向こうは冷静だった。つまらない。

加算

「特定事業所加算」の申請書類がほぼ完成。 下の記事にも書かれているとおり、この4月から加算だらけの報酬体系になった障害者自立支援法。 障害福祉サービス報酬改定のパブコメ結果を公表−厚労省 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090408-00000007-cbn-…

算数

社会福祉法人に係る審査基準 これはなんだ? (とみたの大耳・小耳(改)) http://totutotu.seesaa.net/article/116772762.html 社会福祉事業関連の予算総額に適当な労働分配率をかけて、いわゆる「常勤換算」の職員総数で割ったら、どのぐらいの数字になる…

行動分析する行動の強化

行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論作者: 舞田竜宣,杉山尚子出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2008/12/17メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 57回この商品を含むブログ (25件) を見る 最近まったく本を読めていないので、せめて読…

大氷山の一角

車いす少女の中学入学を拒否…奈良・下市町、財政難理由に http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090404-00000525-yom-soci 奈良県下市町の町立小学校を今春卒業した、下半身不随で車いす生活を送る少女(12)が、入学を望んだ町立中学校の設備が不十分とし…

新年度はじまる

いろいろ書くべきことはあるものの、肉体的に疲れすぎて、きちんとしたものを書く余力なし。たぶん来週いっぱいぐらいまでこんな状況は続く。他の職員もみんな同じ状況。月100時間を軽く超える残業。もちろん手当など一切ない。そんな中、ひとり親家庭がまた…

とりあえずリンクのみ

古代の障害児、見捨てられていなかった http://news.goo.ne.jp/article/nationalgeographic/life/77215995-ng.html?fr=rk

3月休みなし

働いても働いても、次年度が不安で仕方がない。いろいろなことに脅えている。思い切ったことをすべきなのか、そうでないのか。冒険などできる状況にはないはずだが、経営者として先を見越せば思い切る必要がある気もする。現状維持でよいはずがない。ただ、…