泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

緊急雇用創出

 緊急雇用創出事業関連で、地元自治体にもたくさんのお金がばらまかれて、うちの法人も何か仕事を作るように求められそうな見込み。この機会を活かして、自治体は単費事業を移行させたがる。人をうまく雇えれば楽になることは多い。でも、3年で緊急雇用創出は終わる。その後、どうなるかは全くわからない。その間に担当課長など変わってしまえば、いよいよどうなるかわからない。
 自分も他法人に緊急雇用創出で雇われていたことが過去にあったけれど、ちょうど法人を立ち上げる準備期間のことだった。うまい具合に持続的な雇用につなげられたと言えなくもないけれど、事業を発展させられる見込みがない中での緊急雇用は結局のところ「雇い止め」を増やすことになりかねない。非正規雇用が問題化される中で不安定な雇用を一時的に増やして何を生み出そうとしているのだろうか。「これをチャンスとして、出でよ起業家」ってこと? もっぱら既に行政と関係が深い民間団体への事業委託になるのに? あるいはこれを機に「事業を拡大せよ」ってこと?
 まあ、どうせやるなら、ムダにはしない。必ず。