泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

新年度はじまる

 いろいろ書くべきことはあるものの、肉体的に疲れすぎて、きちんとしたものを書く余力なし。たぶん来週いっぱいぐらいまでこんな状況は続く。他の職員もみんな同じ状況。月100時間を軽く超える残業。もちろん手当など一切ない。そんな中、ひとり親家庭がまた増えた。お通夜に行きながら、故人が自分たちの労働条件のことなど気にかけてくれていたことを思い返す。
 たぶんこういう境遇が、ダメな研究に対して現場が牙を向ける一因になっているのだろうと思う。自分の知的好奇心を満たすだけのために、研究ポストを得るだけのために、役にも立たない研究に時間と金をかけやがって、と。
 大学院生の中には研究だけやっている者がたくさんいる。偉くなると、今度は次第に教育者としての役割が大きくもなる。現場で働けとは言わない。フィールド至上主義は嫌いだ。ただ、必死に研究・教育してくれ。