泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2011-01-01から1年間の記事一覧

警報発令時ルール

こないだの台風もずいぶん支援への影響が出たけれど、明日も避けられない感じ。学校とか学童保育所とかが急に休みになっても、働いている保護者はどうにかしなければいけない。ガイドヘルプや日中一時支援でも同じ。 今さらながら思うに、そんなにうまく仕事…

歴史研究の勇み足

ネット上でも少し話題になった本をようやく買った。障害を問い直す作者: 松井彰彦,川島聡,長瀬修出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2011/06/24メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 537回この商品を含むブログ (16件) を見る 障害学者と経済学者等が…

12版

科学的方法とは何か (中公新書)作者: 浅田彰,佐和隆光,山口昌哉,黒田末寿,長野敬出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1986/09/25メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (9件) を見る 読了。86年初版。執筆陣の中で断トツの最年少である浅田彰が…

表彰

ボランティアグループとして活動をはじめてからそこそこの期間が経ったために、知事から表彰をしてもらえるとのことで、嫌いなスーツを着て式典へ。 想像はしていたが、表彰される団体や個人の数が多いため、特に団体名が呼ばれることもなく、式典はほとんど…

明日は休みなので、今日は25時まで頑張って、帰宅。平日の放課後に1万歩も歩くとは思わなかった。 夏休み関連の業務はほぼ終わり。週明けあたりから24年度モードに入っていくことになりそう。自分の力だけではどうにもならない、重苦しい課題ばかり。人、金…

つぶやき

・「知的障害児学級」「情緒障害児学級」の区分がまったく意味不明。どうして「情緒障害」なんて表現がいまだに大事に守られているのかわからない。保護者の混乱を招くだけ。 ・「通級」という言葉の意味を正しく理解できていなかったというか、公式にはいわ…

誰にもわからない

就学先をめぐって当事者どうしが行う懇談の場は、先輩保護者の体験談が飛び交い、混迷を極める。そこらの支援者以上に状況の複雑さがわかっているから、みんな慎重にひとこと付け加える。安易な一般化はしない。でも、わが子に起きたことはひととおり話さな…

子育て支援拠点系の研修に行くと、行政職員以外に男がいない。今日も同じ。しかし、女性ばかりの環境にすっかり慣れてしまっているので、特に戸惑いもしない(学生を除けばうちのスタッフは自分以外すべて女性だし、学生時代から関わってきた障害児の親の会…

まさかの7行

自閉症スペクトラム入門―脳・心理から教育・治療までの最新知識作者: サイモンバロン=コーエン,Simon Baron‐Cohen,水野薫,鳥居深雪,岡田智出版社/メーカー: 中央法規出版発売日: 2011/08/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 30回この商品を含むブログ (4…

休日をきっかけに不調に。 精神的な不調なのか肉体的な不調なのかもよくわからない状態。今日は、出勤を遅らせてたっぷり睡眠をとったのにも関わらず、フラフラする。ガイドヘルプ中よりも事務所で座っているほうがフラフラする。周囲の話し声がいつもより大…

苦しい。

もうこんなことの繰り返しにも疲れた。周囲は「それはこっちのセリフ」というだろう。

14.5時間→14.5時間→14時間→15時間労働で最悪の週末は終了。そのほとんどの時間を、今日の集団企画のために費やし、そして失敗ばかりでうまくいかず、他職員から白い目で見られる。若い職員からの信頼もまた失う。 ダメな働きしかできないので、せめて死ぬ気…

「(私に)できることがあったら言ってください」と言い、それで仕事を与えられないと「信用されていない」と苛立つ人がこの数年は身の回りにたくさんいるのだが、自分自身がまだ全体像をつかみきれていない仕事を一部だけ委ねろと言われても困る。丸投げし…

総合福祉法案が提言されたようだ。まだ全く読んでいない。子どもたちの夏休みは今日で終わりだったが、事業所は全く落ち着く様子なし。ガイドヘルプ2件を終えて「夏休みようやく終わったね、おつかれさま」の気持ちを込めて職員たちにケーキ買って事務所に戻…

「知的障害者」に雇われる仕事、の可能性

あまり話題になっていないようだが、インパクトはすごいニュース。 知的障害者が障害者グループホーム運営 NPO「ピア」島原で(長崎新聞) http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110828/01.shtml 知的障害者の生活支援や電話相談などに取り組んでいる知的…

発達障害にはいろんな原因がある、の怖さ

発達障害のいま (講談社現代新書)作者: 杉山登志郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/07/15メディア: 新書購入: 17人 クリック: 262回この商品を含むブログ (27件) を見る どう評価したらいいのか悩む本だ。 精神医学におけるカテゴリー診断を反省的にと…

「共に学ぶには12兆かかる」で何を言いたいのか

8月8日に行われた「障がい者制度改革推進会議」における資料「参議院内閣委員会会議録(7月28日)」 http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_34/pdf/s5-2.pdf リンク先の資料自体が議事録からの抜粋らしいが、そこからさらに抜粋。 ○岡崎…

キャンプの疲れが抜けないまま、精神的に追い詰められるような出来事が続く。今日は物損事故。せめてもの救いは、相手に謝りに行ったら、子どもをあたたかい目で見てくれていたこと。これから保険対応。 そして、地元行政と金の話。2時間話しても明るい未来…

明日から子どもたちと泊りがけのキャンプ。親子参加なので、親やきょうだいもいっしょである。 昔は、深夜から明け方まで子どもたちの保護者と「この活動にこめた思い」について語り合ったものだが、おっさんとなった今はたぶん無理だ。バーベキューして、キ…

障害は「関係」の中にある、でよいか?

現代思想2011年8月号 特集=痛むカラダ 当事者研究最前線作者: 熊谷晋一郎,大澤真幸,綾屋紗月,信田さよ子,宮地尚子,小泉義之,河本英夫出版社/メーカー: 青土社発売日: 2011/07/27メディア: ムック購入: 15人 クリック: 101回この商品を含むブログ (14件) を見…

機能の「統合」って、何だ

書店で偶然見つけた。画期的な新刊かと思ったら、2009年初版。子どもの放課後を考える―諸外国との比較でみる学童保育問題作者: 池本美香出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2009/12/18メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (3件) を…

歩いていくのがしんどいなら

目的地までの距離が見通せず、「疲れた」「歩きたくない」などと愚痴り続ける彼に少し思うところがあり「歩いていくのがしんどいなら、走ろうか」と声をかけたところ、予想が的中してゴキゲンで走っていく。 この発見は、保護者に「マラソン適性」として解釈…

つぶやき

・ひさしぶりに会ったら「わからない」と言えるようになっていた彼は、少し生きやすくなったと思う。おそらく支援学校の努力の結果であろう。 ・突然にあつあつのご飯や買ったばかりの冷たい飲み物しか飲めなくなってしまうのは、本人からするとどんな感覚な…

攻撃相手こそが味方であるのかも

昨日は休みだったのだが、疲れ抜けず。明日と明後日は体力勝負。読んだ本の感想など書きたくても、気力なし。 長時間ケアが続く中で、体の心配以外のことはせずにいたいのだが、こんなときにも精一杯やっている支援者を追い込んでいこうとする利用者というの…

子どもたちの夏休み、ほぼ半分終了。 まだ半分なのか…。 たぶん明日、自立支援協議会の部会長就任がほぼ決定する。既にその前身となる会議は発足しているが、行政関係者が多く、スーツ着用率の非常に高い集団。いまの行政担当者は「部会長をlessorさんに頼む…

あなたならどうする?

facebookで教えてもらった動画。 一般人に仕掛ける「ドッキリ」があまり好きじゃないので(どんな内容であれ、他人を「試そう」とする態度が嫌いなので)、再生をはじめてすぐに見るのやめようかとも思ったが、最後まで見てしまうぐらいの見ごたえはあった。…

9時出勤で18時に退勤。世話になった教授が1年間アメリカに行くとのことで、その送別会。大学院を辞めて1年半近く。理屈の上では博士論文を出せる可能性がまだ残っていることもあり「学会に貢献してほしい」と励まされる。「仕事というのは人に任せたら任せた…

同じ12時間労働でも、夏休みの12時間は消耗度が違う。今日は一日を振り返る気力もなし。

朝からガイド。1万歩。その後は役所に寄ってから、事務所で雑務に追われる。今日は他職員が誰もおらず、ずっとひとり。明日の支援のために写真カード作ったところで力尽きて、帰宅。 事業所の指定というのは「本庁」が強い決定権をもつのかと思っていたが、…

日中一時支援→子育てひろば→ガイド。間に役所とか社会福祉協議会とか銀行とか郵便局とか。 保育所の新設に伴い、中古の備品をいろいろ分けてもらえる。掘り出しものもあるし、それはそれでうれしい。 しかしながら、公設の保育所や学童保育所が良い立地条件…