泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

 9時出勤で18時に退勤。世話になった教授が1年間アメリカに行くとのことで、その送別会。大学院を辞めて1年半近く。理屈の上では博士論文を出せる可能性がまだ残っていることもあり「学会に貢献してほしい」と励まされる。「仕事というのは人に任せたら任せたでなんとかなる」とも言われる。研究をする力は一定の評価をいただいていたことを再確認して、仕事と無関係なところで自信は得られる(担当教授の急逝で自分はゼミを移っており、「研究者に」というのは亡くなった教授のご遺志でもあったようだが)。それでも、仕事に戻ればまた同じだ。
 23時に事務所に戻ると、女性職員2名が仕事を続けている。ふたりとも8時に勤務開始で23時半に退勤。15時半労働。そんな様子を見て、自分が帰れるはずもなく、25時まで仕事しつつ、他職員よりも労働時間が4時間半も短いことについて自分を責めつつ帰宅。明日はもっともっと頑張らなければ自分を許すことはできない。全体の士気が下がるのもおそろしい。こうやって首が絞まっていく。
 送別会の行われた居酒屋の下駄箱のカギが49番だった。死苦。