泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

ああ、何か書かなければ。時間ばかり過ぎる。 支援学校生の新入生歓迎会を催した。正確には「親の会」が企画したプログラムのお手伝い。とはいえ、ボランティアも含めてかなりの数のスタッフが参加。 来てもらえなかった新入生と家族のことが気になって仕方…

自分が代表である組織に、自分の居場所がもうない。 しかし、周りがやりたくない仕事は全部まわってくる。 もう孤独を通り越した。適切な表現が見当たらない。 帰る場所がどこにもなくなった。

らしさ

銀行から出ると、かつて子育てひろばに来ていた親子が散歩していて、こちらに気づいて声をかけてくれる。その後、ガイドヘルプをして子どもを家に送り届け、バスで事務所に戻ろうとすると支援学校生のきょうだいがバス停にいて、これからひとりで塾に行くの…

「体罰」について少し

世間のことでも、仕事のことでも書きたいことは山ほどあるが、今月は慌ただしすぎて、全く無理だ。月末までにしなければいけないことが多すぎる。 まとまった文章は書けないけれど、これだけは言いたい。あの高校のあの課の入試だけ中止したって、全国の至る…

取材という名の広告依頼

電話がかかってくる。月刊の経済誌だと言う。 介護・福祉事業所の特集を組みたいのだと。 某芸能人をインタビュアーとして連れて行くので、明日の昼ごろに30分ぐらい話聞かせてくれないかと。 もう「明日」とか言ってくる時点でいろいろまともじゃない気はす…

どうも学習意欲がわかない。読書が進まない。 いくら勉強したところで、という失望感が強まっている気がする。 子どもの発達とか支援技術についてはまだよいのだけれど。 日々、悩んでいる事柄はもう少し違うところにあるというか。 ずっと腸の具合が思わし…

また緊急雇用創出か

また行政から緊急雇用創出の話が来た。年度末で終了する予定だったが、政権交代のせいで延長なんだそうである。しかも、今回は7月からの開始。 うちは以前にこれを活用してはじめた事業が想像以上に運営が難しく、その後の予算確保で痛い目を見た経験がある…

時計の針を戻さぬために

新田勲さんが亡くなられたから、というわけでもないけれど。 自分が支援の一部を担ってきた人の施設入所が決まった。また戻ってくる可能性もありうるとはいえ、はじめてのことだ。 先日は、また別の人の暮らしが施設入所へと大きく傾いていた。しかし、こち…

支援者としての立ち位置

もう少し考えをまとめてから何か書きたいようなことだけれど、ひとまずのメモとして。 以前に障害学会で「自分が信用するのはアドボケイター(代弁者権利擁護者)としてのソーシャルワーカーだけ」と話していた当事者がいたけれど、支援者はしばしば「(支援…

借金へ

金融機関から多額の融資を受けなければどうにもならなくなる状況が見えてきた。 この社会は、理事長が年収300万(むろん手取りはもっと低い)で家賃53000円のアパートに住んでいる法人に2000万ぐらいはどこかで借りてこいとおっしゃる。現状維持でよいのなら…

自発的な受動・受動的な自発

知的障害かつ自閉症の子どもと外出する。彼は自分からスケジュールに入っていないものに心を奪われ、導かれていった。それは全くかまわない。少なくとも、今回のその場の状況においては。もともとスケジュールも彼自身が組んだのであるし。 しかし、心奪われ…

パソコンがウイルス感染。 駆除はできたようだし、必要なファイルが消えたりもしていないようだが、システム復元をした結果、ひどく重い。他にもいろいろおかしい。おかしすぎて、もういちいち挙げるのもめんどくさい。まっさらにしてやり直すしかないか・・・。…

診断名か特性列挙か

就学前の子どもに「療育」をしている。そこでの「診断名」へのこだわりに違いが見られる。 ベテラン心理士が、医療機関で診断→療育の流れを強く推奨する。他の若いスタッフはそうでもない。自分も診断を療育の前提にする必要はないという立場。 心理士の考え…

別れの支援

朝から12時間にわたる支援。 葬儀場でいつもと違う食事をとり、何かを3回つまんではパラパラと石の上にかける儀式を模倣し、動かなくなった故人の側に花を飾り、最後には白くて大小さまざまな何かを拾って壺に入れるように言われ、帰宅するとあまり会ったこ…

この数日の間に訃報2件。自分の親族と利用者さん関係と。 経営上で早く答えを出さなければいけないことが複数ある中でも、対応に追われて、ばたばた。明日も丸一日、緊急出動。 週明けからの1週間は心身にかなりきつい。おまけに修羅場もありうる。「雇用主…

この数日の間にも次から次へといろいろありすぎて、しばらく本のレビューどころではない。人、金、場所。苦しい。穏やかに眠りたい。

命は儚い。 儚さを思い知らされる場面がこれほどたくさんあるのに、ひとつひとつの瞬間を大切に生きていくのは難しい。自分ひとりの時間を強く生きることも。誰かにやさしくあり続けることも。 限りあるものをそのように思えないのは想像力の貧困というより…

全く眠れないまま、朝。今日は支援に入るのに。つらい。

やはり何も考えられない。動き出せない。 ずっと苦労ばかりしてきたと思っていたが、手遅れである、後手にまわっているということは、まだ苦労が足らなかったということなのだろう。経営機能を組織的に確立させてこられなかったのだから、その責任を負うのは…

長く離脱してした。絶望感ただよう中で、ゆっくりと復帰。本調子にはほど遠いが、請求事務はしなければいけないし、時間が経てば経つほど、いっそう運営的には追い込まれる。どうにかできる気はしないが、どうにかしなければいけない。 それはそれとして、今…

支援者が集められる。地域福祉活動計画の中で「障害者のためにできることを考えたい」と社会福祉協議会が言う。 社会福祉協議会が何をやっているのかをよく知らないから、みんないろいろ聞く。社会福祉協議会の機能や事業内容を踏まえれば「住民主体の地域福…

子どもたちの夏休み終了。 これで平日昼間の体力消耗は穏やかになる。同時に、目の前の肉体労働に追われて見えにくくなっていたものが一気に姿を現す。もっぱら法人の未来に関わること。 場所、人、金。みんな結びついている。切り離して考えることはできな…

昨日から今日にかけてキャンプ。終了後すぐにまたガイドヘルプ。 自閉症の子ども向けの企画された音楽コンサートというものに行ってみたところ、プログラムに記載されている全曲目の終了後にまさかのアンコール演奏2曲。 わざわざ自閉症の子向けと明記するぐ…

よく読まれた記事の後には恒例の全くどうでもいい近況報告。 体調すぐれず。一時的に摂生していても、少し食べ過ぎるとすぐに大腸が悲鳴をあげる。大腸がんに関する記事とか見て、少し不安になったりもする。 職員ほぼ全員、連日のハードワーク。学生スタッ…

午前中もプールに行っていたという彼は、午後から10キロ歩いてもまだ動き足らない様子で、こちらの疲労などおかまいなしである。人間の感覚の多様性については少しぐらい勉強してきたつもりだが「疲れ」というのは、脳にとっていったい何であろうか。 疲れき…

他事業所のヘルパーといっしょに外出。これまでにはなかった。 もともとが介護保険事業所だけあって、支援中に「自閉症って治るんですか?」という質問がとびだすなど、もういろいろとアレな状態に閉口するのだけれど、うちの需給調整能力がもはや追いつかず…

離れたところにあって限られた情報しか持っていないのに、とても上から目線で権限は強大。その名は児童相談所。要保護児童対策協議会だとか地元関係者の判断のほうが正しいように思えて仕方がない。

過酷な日々。書く気力なし。考えるよりも目の前の仕事。

「パターン」という意思の尊重

過去の彼を見てきた経験から「こっちに行ったほうがきっと楽しい」と思うが、彼はそれを選ばない。 天候不順が続き、しばらく行けなかった。一度行けば40分ぐらいは楽しめる。しかし、前回も行ったところに行きたがる。そこはつい昨日も家族と行っているよう…

不調。一日、引きこもり。 何もできず。