泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「子どもをテレビで試す」ことのリスク

「探偵!ナイトスクープ」は放送されている地域とそうでない地域があるだろうけれど、今夜の放送を見ながらtwitter上の反応を見ていて、いろいろ気になったので書いておきたい。 ナイトスクープそのものの番組内容はよく知られているだろう。視聴者からの依…

「こんな迷惑をかけられた」からの差別は手強い

グループホーム開設反対運動の件は、一日待ったら追加取材の記事がNHKから出てきた上に、自分がブログで紹介しようと思っていた調査を行なった研究者までその記事中に登場。なんというタイミング。 相次ぐ障害者ホーム反対の背景は http://www3.nhk.or.jp/ne…

金曜、子どもの支援で公園へ。小学生たちと本気で鬼ごっこ。ひとりから「月いくら?」と聞かれる。念のために「何が?」と聞き返すと「お給料」。 筋肉痛のまま、土曜12000歩。日曜17000歩。たぶん明日も10000歩超。 野外を「歩き続ける」というのは能動的で…

たった1時間で「障害をもつ子どもの理解と支援」について、特に予備知識もない人たちに伝えろというのは、今となってはムチャぶりだ。昔ならば、それなりの時間と思えたのだけれど。 ポイントを絞り込むほど「個別にはいろいろある」という弁解ばかりになっ…

役所で3時間半。 また裏切られた。期待した自分が馬鹿だったのか。動いてくれていると信じた相手がまったく動いていない。もともと手遅れと言える時期だったが、さらに一か月近く。いっそうどうにもならない。 八方塞がる。やっぱり自分の預貯金にまで手を出…

少年誌のマンガでこの文学性

昨年2月に週刊少年マガジンの読み切りで話題になったマンガ『聲の形』が、反響の大きさから連載化。読み切りについては、かつて記事で書いた。 読み切りからどう連載へと広げていくのだろうかと思っていたが、単行本の第一巻では、読み切りで描かれていた内…

ドラマを創作するときの自由

例の野島伸司監修ドラマ。全体に児童福祉関係者からの評価はやはり厳しい様子。 昔からテレビドラマなんてほとんど見ないけれど(「倍返し」も「じぇじぇじぇ」も見ていない)、野島脚本の『聖者の行進』は見ていた。1998年。知的障害の人たちに学生ボランテ…

失敗から伝える〜第1回「理念」だけで集まってよいか〜

これだけ苦悩しているのだから、これからNPOや福祉事業をはじめようとする人たちへ、失敗から伝えられることがたくさんあるのではないか。一般化はできないだろうが、経験からの教訓として書き遺しておこう。 まず、理念を同じくするだけでなく、金銭感覚と…

何もできないまま今日も終わろうとしている。 吐露されるものが重すぎて、ほとんど書けない。医者やカウンセラーにするレベルの話も含みつつ、たとえ実際にそうしても救いは得られない。複合的で累積的な困難を解決していくのが難しいことは、この仕事を通じ…

今日も14000歩。8.5キロ。運動量が、多い。 子どものきょうだいが大学に合格したり、支援に同行した学生スタッフがとても熱心だったり、良いことがないわけでもないが、いま苦しんでいることに対しては変わらず救いがない。思考が止まる。孤独にもほどがある…

昨日も今日も14000歩。源泉徴収税の納付期限がおととしから1月10日でなく20日になっていたことに今さら気づいてほっとする。まだ集計を終えられていなかった。 多くの人たちが自分の見えないところで動いてくれていたことがわかり、感謝するしかない。みんな…

某遊園地の対応もなかなかだった、という話

シリコンバレーの帽子屋が話題になっている。 自閉症と言っただけで、見事な対応をした帽子屋さん http://d.hatena.ne.jp/kuboyumi/20131230/1389076318 自閉症や知的障害の方たちの外出支援をしている人たちならば、きっとそれなりにエピソードは出てくるの…

「わからない」というクッション

年末年始も支援で64000歩。昨日だけ休み。親と祖母の顔を見るため、帰省。 祖母は認知症の入口あたりにいるようだ。 記憶の衰え。不安も高まっている。認知症ケアは自閉症支援と結び付けられる部分もあるし、近くにいたらたぶん自分のスキルが活かせるのだけ…

凸凹から探る因果

年が明けたとか思うと、今はペースを乱されるので、元日から普通に勤務を続ける日々。発達相談と新版K式発達検査――子ども・家族支援に役立つ知恵と工夫作者: 大島剛,川畑隆,伏見真里子,笹川宏樹,梁川惠,衣斐哲臣,菅野道英,宮井研治,大谷多加志,井口絹世,長嶋…