泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「したい」のか「せねばならない」のか

少し前のこと。突然の激しい雷雨にあった。 自閉症の彼は雷が大嫌いと聞いている。 しかし、カサが無くずぶ濡れになりながら、間近に雷が落ちても突き進む。いつも通りならば、あと30分ほどは歩いて、先にある駅から電車に乗る。そのあたりを訪れたときは、…

環境管理型療育

移動時間に一気読み。自閉症児のための明るい療育相談室ー親と教師のための楽しいABA講座作者: 奥田健次,小林重雄出版社/メーカー: 学苑社発売日: 2009/05/20メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (4件) を見る とてもテンポと歯切れのいいQ…

インフルエンザの足音

ついに職員全員マスク着用開始。息苦しくて、妙に疲れる。 既にサービス利用にもさまざまな形で影響が出始めている。急な利用依頼とかキャンセルとか。依頼もキャンセルも両方出るというのが、面白いところ。 厚生労働省から社会福祉施設向けにも通達が出さ…

未来へつなげていくために

寝る暇も惜しんで頑張っているけどなの巻き(Hiromoto@toeda.blog.org) http://hiromoto.seesaa.net/article/119639950.html 悲しい。児童期の支援すら満足にできていない自分のふがいなさを反省しつつ、家族の想いを汲み取ることの難しさを改めて感じる。…

弁当のすすめ

ひょんなきっかけから、職場に弁当の手作り持参をはじめて、1ヶ月。 ほとんど前日の夜に作るのだけれど、こんなに続くとは思わなかった。 自分で弁当を作り始めてわかったこと。 真面目にやれば、食費がものすごく浮く。たぶん1食150円〜300円ぐらい。 米を…

現場と学問の距離

少しアクセスが多いと思ったら、とみたさんからリンクしていただいたようで。 「事件は現場で起きているんだ!」では…(とみたの大耳・小耳(改)) 置かれた立場としては対極的だけれども、スルメコラムの作者さん(過去に名乗っておられたこともあったと思…

プチ講演

ひさびさに「親の会」の保護者たくさんの前で話す。父親の姿もちらほら。 5年前ぐらいよりも遥かに話をするのが難しくなった気がする。 制度化が特定の部分においては進み、保護者のライフスタイルが多様になり、サービスの使われ方もさまざまになった。もは…

生きる力

養護学校から「自閉症児に対する『構造化』の大切さとかがわかっていない教員がいるから連れていく。話してやってほしい(大意)」という連絡。明日、来るらしい。いちおう書いておくと、構造化というのは簡単に言えば、自閉症児に対する望ましい環境の整え…

生態学的心理学

「心」はからだの外にある―「エコロジカルな私」の哲学 (NHKブックス)作者: 河野哲也出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2006/02メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 35回この商品を含むブログ (30件) を見る うーん、システム論とも通じるところが…