泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

 秋の割には暑い中、ガイドヘルプを2件こなし、18時より養護学校評議委員会。
 4月に校長と教頭がいっぺんに変わった混乱もあって、今日が1回目。あんまりにも連絡がないので、正直言って降ろされたのだろうかと思っていた。まわりは偉い人がずらり。
 いきなり数十ページの分厚い資料がどかっと出てきて、びっくり。そして、内容にまたびっくり。昨年より量だけでなく、質的にもぐんと向上。人が変わるというのは、こういうことなのだろうか。前年度までは資料を見てもわからなかった学校の内側がずいぶんわかるようになった(そのぶん、かなり取り扱いに注意すべき資料も含まれているわけだが)。自分たちの仕事ぶりを対外的に示すときはこうすればよいのか、と見習うべき点が多々ある資料。
 全体に卒後の進路問題が話題の中心になったため、自分はそれほど出る幕がなかった。しかし、全体に暗い話は多い。就労先の確保には苦しんでいるし、来年度は新入生がやけに多くて教室は足りなくなるし(こないだ増築したばっかりなのに)、教員のメンタルヘルスが課題になってきている。ちなみに教員のメンタルヘルスが悪化してきた原因は、「保護者の価値観の多様化」らしい。曖昧な表現なのに、具体的な画が浮かぶ
 特別支援教育の本格スタートに向けて、学校の多機能化がますます進んでいるな、という感じ。こんなに仕事増やして大丈夫なんだろうか。