泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

19日の閣議後記者会見概要より

 「筋トレ」についての厚生労働大臣と記者とのやりとり。

(記者)介護保険についてですが、今審議をされていますけれども筋力向上と今までのサービスと比較してどちらの方が有効なんであろうか、この5年間で必要な調査をしてきていないのではないかという批判がありますけれども、これについてどのようにお考えになっておりますか。
(大臣)サービスの中身でありますが、別に二者択一で新しいサービスとどちらがいいでしょうかと私どもが申し上げているものではございません。従来のサービスもその通り致します。ただ、中身を見直してサービスを提供する。新しいサービスについてはメニューの中に加えようということでございます。5年間この制度を実施してきてその中でのいろんなご意見があり、そうしたものを踏まえて新しい見直しを提案致しておるところであります。すなわち「5年間実施してきたことを踏まえて」とご理解いただきたいと存じます。
(記者)調査を十分やられてきているということでよろしいですか。
(大臣)5年間の実績で私どもは見直し案を出させていただいていると考えております。

 要するに実証的な調査は全くできてないけど、意見(誰の?)は踏まえたっていうことでよいですか。そして、さらに続いて、

(記者)国会の審議における資料の出し方が不十分なんじゃないかという指摘もありますけれどもいかがでしょうか。
(大臣)特に筋トレと言われている資料についてのお話だと思いますけれども、それについても今日の委員会の理事懇談会の方に出させていただく予定にいたしております。
(記者)これは事前に整えておくとかそういった段取りというのはなかなか難しいのでしょうか。
(大臣)16年度事業でやってきたものでありますから、16年度が終了した時点でモデル事業をお願いした各市町村から資料が上がってきております。4月11日までに出してくださいとお願いをしておりましたものが上がってきた分についてお出ししようということであります。

 ということは、筋トレの導入案は、市町村からモデル事業の成果資料もあがってこないうちから提案されてきていたのですね。