泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

8歳でも保育所に通う子どもがいる

 facebookで教えてもらった。まず読んで、既視感がある話だと思ったのである。
川越の障害児 また就学猶予 異例2年連続
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20120306/CK2012030602000054.html

 重度障害で鼻から挿入したチューブで栄養・水分補給が必要な川越市の七歳男児について、同市教育委員会は保護者の申請に基づき二年連続で就学義務猶予を決定し、男児は新年度も市立保育所で保育を受けることが決まった。学齢期の児童が二年連続で就学猶予となるのは異例。
 父親司法書士広田博志さん(40)によると、就学を勧められている県立特別支援学校ではチューブが外れた場合に再挿入を行わないため、両親のいずれかの学校待機を求められ「夫婦ともフルタイムで働いており、学校待機は無理」と就学猶予を申請したという。

 そこで確認してみたら、昨年の今ごろにブログで取り上げた話だった。
7歳でも保育所に通う子どもたちがいる
http://d.hatena.ne.jp/lessor/20110302/1299089025
1年経っても全く理解ができない。支援学校として考えられない。日本中から非難の声が寄せられてもよい話だと思うのだけれど、さほど大きな話題にもならない。ということで、もう一度、取り上げてみた。
 昨年の記事には、

県は「特別支援学校の看護師の臨床実習時間を増やすなど、何ができるか検討していく」としている。

と書かれていたが、いったい1年かけて何が検討されたのだろうか。