泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

[障害者支援]グチ

介護報酬0.5%引き下げで合意 財務・厚労相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051218-00000034-mai-pol
診療報酬3・16%引き下げ 過去最大の下げ幅で決着
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051218-00000124-kyodo-bus_all
 診療報酬のニュースはテレビでも見たが、たかだか3%減で過去最大と大騒ぎ。
 支援費移動介護のこの2年あまりの下げ幅はこんな次元ではない。30分ごとの基礎額に加えて開始時の加減算があり、事業所のサービス提供傾向によって影響には差が出るので単純にいうのは難しいが、うちで言えば、初年度から2年目にかけて10%減。2年目から今年度にかけてさらに25%減。そして、来年10月に支援費による移動介護は廃止されて市町村による移動支援事業となり、うちの事業所の収入はさらに30%〜40%減が見込まれる(まだ単価は決まっていないが、これでもかなり楽観的な予想である)。初年度を100とすれば、来年10月にはおよそ40である。3年で60%引き下げ。
 どうせ全く報道されることもなく、社会の片隅で多くの事業所がつぶれていくか、職員のクビが飛んでいくと思われる。マスメディアは全く報じない。知的障害者の外出になんて、誰も興味を持っちゃいない。障害者関連報道の内容はいつも同じだ。きっとこれからも報じない。