泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

・この3日で27km。45000歩。足が重たい。
・「学校に行けること」を第一目標にするのは学校として当然なのかもしれないし、授業の内容も環境も工夫はされているようだが、これだけ調子を崩していると何もかも裏目に出てしまう。学校を出た直後から、心が明日の終わりの会へと向かって離れない。
・こうした事態のきっかけを作ったのは福祉事業所であるが、責任意識どころか、このような事態になっていることさえ把握していないだろう。不用意に中身も確認しないまま新規の事業所を使うのは本当にこわい。最近は行政が「ひどい事業所もあるので気をつけて使ってください」と言い出す状況。「じゃあ、それがどこなのか教えてくれよ!」と叫ぶ保護者。しかし、誰も具体名は出せない。行政も、地域にたったひとつの相談支援事業所も。できるのは「薦めない」ことぐらい。
・様子を見たいと学校教員から尾行されている支援。ヘルパーの自分でさえなかなか気づけない尾行技術に舌を巻く。
・「セルフレジ」を経験して面白くなったから、一般のレジでもやりたくなってしまう。認知の状況にもよるが「いま面白いこと」と「先々の混乱」を天秤にかけねばならないことは避けがたく起こる。まずは「いま面白いこと」を経験させたいと思うのは当然の感情で、だいたいその時点では将来予測がつかない。だから、思いがけぬ展開になっても後悔する必要もない。大事なのは、そこから。
・直接支援についてたくさん書いている場合ではないはずなのに書いてしまう。マネジメントよりも日々の学びや気づきが多いからだろうが、組織の内情を知る者からは軽蔑されるかもしれない。お前は死ぬ気で組織の未来を描くべきだろうと。もう悩み尽くした。自分だけで考えて、決められる限界はとっくに超えている。
・問題は、それでも「お前が決めろ」とみんな思っているのだろうということ。そして、すでに山ほどの失敗を重ね続けてきたことのショックと落胆が、ボディブローのように心身を痛めつけてきているということ。そのいくつかは取り返しがつかない気がしているということ。
・トップは内部からの信頼を得られなくなったら、おしまい。おしまいになったときに降りられる地点にまで到達していればよいが、到達していなければ救いもなく泥沼を泳ぎ続けるだけ。