泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

利用調整

 新規の利用希望に応えられず、落ち込む。今後も同様のケースが出てくるおそれがあり、常勤職員2名体制に限界が訪れつつある。もちろん、学生ヘルパーもかなり動いてくれているけれど、時間の融通がつかないことが多い上に、学期の変わり目には稼動可能な時間帯が大幅に変わる。半年後にはどうなるかわからない。そして卒業すれば、それでおしまい。
 じゃあ、常勤でもう1名雇用できるかと言われれば全く無理。学生にこだわらなければいいと思われるかもしれないが、利用者側から求められているのは若さと体力。子どもたちの保護者もつきあいやすそうにしている。多くの学生は余計な先入観をもたず、未熟でもひたむきさを持っているから。その成長を見ていけるのも、きっと楽しいだろう。
 苦しい調整状況でも、今の単価でこのままサービス提供量が増えなければ事業者としては崩壊していくわけで、いよいよ岐路に立たされつつある。関係団体とも協議をして、やれる限りの工夫はしていくつもりだけれど、利用が毎年着実に増えているサービスの経営が、年々どんどん苦しくなっていくことには、もはや笑うしかない。