泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

白黒つけずに揺れ続けることのススメ

本の紹介をしたいのだが、はじめに少しだけ説明がいる。 今から10数年前、障害児の地域生活を支える仕組みというのはほとんど無いに等しかった。切羽詰まった親や福祉関係者、ボランティアなど危機感を抱いた人々は各地で取り組みをはじめる。もちろん持続可…

生きづらさを「程度の問題」として捉えること

別の本について何か書こうと思っていたのだけれど、さっき風呂の中で一気に読んだコミックエッセイに考えさせられたので、そちらを。良いマンガだった。今日もかるく絶望しています。 落ち込みがちガールの日常コミックエッセイ (メディアファクトリーのコミ…

研修講師。110分。頑張ったつもりではあるが、手ごたえはなかった。 高い自由度が与えられていたので、おそらく自分以外は扱おうとしない主題とアプローチで話した。ただ、そのような話が聴衆に好まれるのかどうかはまた別の話。あまり現場の人向けの中身で…

・この3日で27km。45000歩。足が重たい。 ・「学校に行けること」を第一目標にするのは学校として当然なのかもしれないし、授業の内容も環境も工夫はされているようだが、これだけ調子を崩していると何もかも裏目に出てしまう。学校を出た直後から、心が明日…

支援者の発達特性と業務

他事業所のヘルパーに対する愚痴を聞きながら、支援者の発達上の特性と業務の兼ね合いについて思う。 ガイドヘルプの支援は実行機能がある程度の域に達してないと難しい。同時処理はそんなに得意でなくてもよいが、継次処理はできたほうがよいと思う。あとは…

・セルフヘルプグループともただの情報交換会ともつかない不思議な集まりと化した親の会へ。その成り立ちの複雑さから行政職員が事務局を務めている中にあって、どこのサービスがよいかとか、最近はそんな話ばかりになりつつある。自分は福祉制度の解説役。…

利用者の体調不良で次々と中止になる支援。都知事選の結果を横目に研修講師の準備。少し前に買ったこの本をまだ読んでなかったと手に取り、およそ4〜5年の積読だろうかと思って奥付を見たら、2004年出版だった。ぞっとした。

雪の中の行動援護。「気長に見守る」だけでは、こじれていくばかりの行動があると家族に伝える。冷え切った体をあたため、請求事務を終えて22時、緊急出動を求める連絡が。 いつものように駆けつけることで本人はなんとなく落ち着くが、この対症療法では同じ…

4150円

ガイドヘルプ2件。朝と夕方で計2万歩。12キロくらい。支援学校卒業後に向けた通勤の練習とか、全国的になされているのだろうか。この数年、多い。 タイトルは自分の今日一日の稼ぎ。1日1件の日も多いので、これより少ない日も珍しくない。報酬の高いデイサー…

職員の転院先へ、見舞いに。質の高そうな病院だった。 傷病手当に関する社会保険の手続きを家族に説明しながら、この手続きを本来は「本人」がすべきことになっているというのは酷だ、と思う。とりわけ事態が深刻なときは。 そして、ついにインフルエンザで…