泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「受け皿がないから刑務所に長くいてもらおう」という判決について

姉殺害に求刑超え懲役20年判決 発達障害で「社会秩序のため」 http://www.47news.jp/CN/201207/CN2012073001002297.html 司法が「社会秩序」とか言うな。そんなことは誰も頼んでいない。 関係者ならばよく知っている言葉に「社会的入院」というものがある…

広告は出したくない

ほっておくと来月1日からブログに広告を表示されてしまうことが発覚。 仕方なくはてなポイントをはじめて購入して、はてなダイアリープラスに移行。たぶん運営の思うツボであろう。広告を出さないようにする以外、何ひとつ新しい機能を求めていないので、た…

午前中もプールに行っていたという彼は、午後から10キロ歩いてもまだ動き足らない様子で、こちらの疲労などおかまいなしである。人間の感覚の多様性については少しぐらい勉強してきたつもりだが「疲れ」というのは、脳にとっていったい何であろうか。 疲れき…

他事業所のヘルパーといっしょに外出。これまでにはなかった。 もともとが介護保険事業所だけあって、支援中に「自閉症って治るんですか?」という質問がとびだすなど、もういろいろとアレな状態に閉口するのだけれど、うちの需給調整能力がもはや追いつかず…

離れたところにあって限られた情報しか持っていないのに、とても上から目線で権限は強大。その名は児童相談所。要保護児童対策協議会だとか地元関係者の判断のほうが正しいように思えて仕方がない。

希望と絶望

みんなが「いじめ」について語る。記事があふれる。首相もコメントを出す。文化人も芸能人もスポーツ選手もまちのおじさんおばさんもああだこうだ言う。誰も「わからない」とは言わないし、言いたくない。みんなが子どもたちに希望を抱かせようと熱意をもっ…

抜け出せない

考え方を変えてみれば、という助言をよく受けるけれど、それで考え方を変えられた試しがない。さんざん多角的に考え抜いた末にどうしようもなく悩んでいるのだし、考え方を変えることで能力がいかようにも変えられるならば、人の可能性は無限大だ。しかし、…

「いじめる側」と「いじめられる側」の距離について

ずっと昔から、いじめへの対応策が様々なレベルで提起されている。「逃げろ」と言うこともあるし、学校制度そのものの変容を唱えるものもある。子どもの「耐性」を鍛えるのが大好きな困ったおじいちゃんたちもいる。いじめる側を断罪するにとどまらず、晒し…

過酷な日々。書く気力なし。考えるよりも目の前の仕事。

「パターン」という意思の尊重

過去の彼を見てきた経験から「こっちに行ったほうがきっと楽しい」と思うが、彼はそれを選ばない。 天候不順が続き、しばらく行けなかった。一度行けば40分ぐらいは楽しめる。しかし、前回も行ったところに行きたがる。そこはつい昨日も家族と行っているよう…