泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

・非常勤講師2日目。3回生のゼミと4回生のゼミで雰囲気があまりに違いすぎる。3回生の緊張が全くほぐれない。こんな調子で発表とかちゃんとできるのだろうか・・・。
・ああ、初回も今日も来なかった学生なんてほっておいて、何も言わず静かに落としたい、が大学的にはそうもいかないようだ。
・一方で、偏差値の高低と頭の良し悪しは関係ない、とも。自分が学生の頃なら、決して話すことはなかったであろう「見た目派手」なタイプの学生が、卒論の準備をゼミ内で最も順調に進めているのを見ると、たぶん受験とかに興味がなかったんだろうな、と思う。
・ゼミに重度の知的障害をもつ人がいる不思議。どういう経緯で参加することになったのかは不明。前の前の先生のときからずっといるらしいが、今の学内には経緯を知る人が誰もいない模様。事前に少しは話を聞いていたが、もう少し障害の軽い人かと思っていた。さすがに戸惑う。
・大学からの帰りに利用者の保護者と電車で偶然いっしょになり、親の介護のこととかたくさん聞く。子どものケア、自分の親のケア、夫の親のケア・・・。昔から地域の中でたくさんの努力されてきた人だが、いったいいつになったら休めるのだろう。
・きょうだいがともに障害をもっていて、相互の関係性がよくない、というのはとても難しい。距離を置くといっても限界があるし。
・学生スタッフの動きへの不満と建設的な提案を法人内部向けのブログで書いたところ、学生担当のコーディネーターから「lessorが書いた内容がショックで、辞めたいと学生たちが言っている。どうしてくれるんだ(大意)」と怒られる。激しく落ち込み中。年をとるにつれて、どんどん学生とうまくやっていくのが難しくなるなあ。期待する水準がどんどん上がってしまっているからだろうか。
・書類山積みのデスクを片づけていたら、7年ぐらい前の資料がいくつか出てくる。苦しかった2003年の年末を思い出す。ガイドヘルプの制度改悪で法人存亡の危機だった。今は当時より良い時代だろうか、悪い時代だろうか。
・元気は、出ない。