[近況]悲観的な話
夏休みの需給調整と秋以降の事業の行く末がたまらなく不安なまま、時間ばかり過ぎる。自立支援法についての自治体の態度はいまだはっきりせず、何の見通しも立てられない。とりあえず自治体との交渉に備えて、過去の実績をあらゆる角度から整理中。おそらくうちは全国で最も移動支援に執念を燃やしている法人のひとつだろう。
担当者が「市町村事業とはいえ、周りの自治体と足並みをそろえないといけない」と繰り返すので、おそろしい。田舎の自治体としてはトップクラスの当該自治体と最低クラスの近隣市町村。下にそろえられれば恐ろしいことになる。移動支援について悲惨な報酬単価が提示された場合、一度は本気で法人を存続させるかどうかについて考えようと思っている。利用者のことを考えればつぶすことなどできるはずがないのはわかっている。しかし、職員の人生は人生としてある。報酬単価は一度決まれば、もう上がることは決してない。「どうせあいつら利用者の生活がかかっているから、自分の人生を犠牲にしたって何とかするよ」と行政から思われているとすれば、そんな都合のいい発想に歯止めをかける可能性はどこにあるだろうか。仕事としてできないなら、ボランティアにでも戻るほかない。
何もかもが逆風に思える最近、唯一の救いは学生組織が活発に動いていることぐらいか。うちの法人がどうなっても、今の状態なら彼ら彼女らは活動を続けるだろう。