泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

今日の非常勤とか

 非常勤講師。
 3回生ゼミ。始業のベルが鳴ったときには誰も来ていない。他ゼミの学生が卒論に協力してほしいと調査票を配りに来ていたので、とても申し訳ない。
 開始から10分して3人。発表者はひとりだけしか来ていない。調査票記入開始。
 20分経過。もうひとりの発表者が来るが、レジュメのコピーができていない。とりにいかせる。
 30分経過。調査票の回答終了。この後、さらにふたりぐらい来る。最終的には6人。
 1.5時間のゼミである。今日は大量の遅刻者のうえに調査票の回答があったので、それで30分ぐらい費やしている。あと1時間。で、発表2人。発表は1人25分としているので、もうギリギリのはずである。
 ところが発表は両者ともおよそ10分で終わる・・・。専門について発表させようとしたって全く不可能なので、前期は専門と全く無関係の内容でも認めている(実際、専門について発表したのはひとりしかいない)。それですら10分しゃべるのがやっと。1年後、この学生たちが卒論なんて書けるのだろうか。
 しかし、どんな内容であれ、欠点を責めればますます悲惨な事態になるのは目に見えている。良いところをできるだけ見つけて誉めつつ、事前に伝えてある評価ポイントと照らし合わせてコメント。講義終わりに「○分以上遅れたら、次回からは欠席扱い」と明示。
 昼食のため学外に出て「すき家」に入ると、昼どきにカウンター10席とテーブル28席を全てひとりの店員が対応している。接客ではない。調理も含めてである。牛丼屋で30分待たされるという異常事態。ストレス増大。
 大学内のパソコンにログインできるように手続きをして、大学から「詳細はメールボックスに入れておきます」と言われていたが、何も入っていない。この大学の問題はもしかしたら学生にとどまらないのか。思わず「ブラック大学」という言葉が頭に浮かぶ
 4回生ゼミ。3人。少し前に卒論タイトルを出したと思ったら、一気に誰も来なくなった。4回生ゼミは前任者から引き継いだ状況があまりに特殊すぎて、ありのままをここに書く気にもなれない。
 大学から職場に戻る途中に、新しくオープンした大規模商業施設に立ち寄る。いつだって外出先の開拓は課題である。ただ、子どもたちには不向きかも。おとな向けには薦められる。ついでに書店も確認。自閉症関連の本が精神医学と心理学と特別支援教育に散らばっているのを見て、学問分野でジャンル分けすることの不毛さを感じる。
 職場に戻ると、ハローワークの求人を見た、と複数連絡あり。折り返し連絡するも曜日が合わない。とても良い人だったので、もったいない。来年ぐらいまで今の状態でいてくれたらいいのに・・・。今年度のこの事業の雇用は中途半端。いずれは拡大されるし、そうあらねばならない。