泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

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 新しい事業所を開始できたというのに、元気が出ない。
 法人の全事業にわたってあまりに雑多な業務をこなすことに自分自身が精いっぱいであるというのもあるけれど。新しいものが生みだせている気がしない。現状は既存のものの焼き直しに過ぎない。
 「どうやったらできるのか」を考えようとしないならば、どんな良い施設設備を準備しても結果は同じ。せっかく新しい環境があるのに過去の経験にひきずられ、別の可能性を提起しても、躊躇ばかり言い訳ばかり。
 ここに至るまで膨大なエネルギーと資金を費やしてきただけに、徒労感が漂う。まだ助成金の完了報告とか事務量の増大とか、これから待ち受けているというのに。