泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

読了

社会 (思考のフロンティア)

社会 (思考のフロンティア)

 読み始めたのがいつかもよく覚えていないが、ようやく読み終わった。
 著者にとってはたぶん常識であろうことが、自分にとっては全く未知の世界であることに、自分の教養の無さを嘆くばかり。今までには無いやり方で福祉国家について論じている気がするのだが、この内容を誰かに説明しろと言われたら、全く説明できない。「社会的なもの」の概念を追うことを通じて、という説明では、その有効性について何も伝わらないだろうし。どの論点が従来からあるもので、どの論点が新しいものであるのかさえ、わからない。完敗。