泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

[日誌]

 残念ながら行けなかった事業者向け説明会の資料が届く。請求事務関係の資料をちらっと見ただけでうんざり。しかしながら、大半の資料はこれまでに国から出されたものと同じ内容でまたうんざり。どれとどれを読まなければいけないのかを判断するのにまたエネルギーがいる。情報を早く仕入れようと国から出されたものを読んでいるから、かえってムダが多くなって疲れるのだろうか。零細事業所の中には、社会保障審議会や課長会議の資料なんて読んでいないところもきっとあるのだろう。
 4月からのサービス利用に向けて、事前にこまごまとした調整が必要なところが多く、神経を使う。一件の家庭には自分や他のスタッフが3月中に繰り返し訪問して、本人との信頼関係を築くことに。最初に否定的なイメージがついてしまうと、その後の利用が恒久的に難しくなる利用者、利用児童も多い。自治体の単費事業に関わる部分のため、個別支援計画を作らなきゃいけないとかいうこともないが、短期的にも中長期的にも計画を立てて進めないと、見通しが立てられないし、利用者側も安心できない。本来、計画策定とかケアマネジメントとかはこうした必要が実感された上で実施されるべきなのだろうと改めて思う。今やどこもかしこも手続きを踏襲するだけのプランばかり。制度内サービスを組み合わせて表にしただけの創意工夫のない支援計画なんて、全くつまらない。