泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

[日誌]

 精神保健福祉の研修会に参加。医者から精神疾患の事例をひたすら聞く。改めて精神障害分野における医療の影響力の強さを思い知る。神経症抑うつ状態とうつ病の関係については興味深く聞いた。自分自身がうつで苦しんでいたとき、いったいどっちなんだろう、とよく考えたりしていたので。
 しかし、聴衆は現場の人間ばかりのはずなのに、質疑応答で出される質問はおそろしくレベルが低いか聞く相手を間違えているかのどちらかで、終いには講師も軽くキレ気味。怒る気持ちはわかる。難しい事例に接していて藁にもすがりたいのはわかるけれど、個別性も高い困難事例への答えを初対面の医者が簡単に与えてくれると思うのが間違いなのだ。どこかにたったひとつの答えがあるなんて信じるから苦しいのに。
 カゼはいまひとつ良くならず、ずっとノドのあたりが気持ち悪い。セキも続く。帰宅したら、どこも同じニュースばかり。うんざり。