泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

附帯決議

障害者自立支援法案附帯決議
http://www1.odn.ne.jp/ikuseikai/2005/051014futaiketugi%20%20.html
 参議院を通過したが、ずいぶんたくさんの附帯がついた。政省令等で厚生労働省が無茶するんじゃないかと、ものすごく危惧されているのがよくわかる。「周知する」とか「必要な措置を講ずる」とか、うさんくさい表現ばかりでも、何も無いよりはずっとまし。

十八.障害者の自立と社会参加に欠かせないサービスである移動支援については、地域生活支援事業の実施状況を踏まえ、必要な措置を講ずるための検討を行うこと。

 それにしても、これではどうするつもりなのか、わからん。
 そして、

四、障害福祉サービスの利用者に対しては、社会福祉法人による利用者負担減免制度の導入等により、きめ細かな低所得者対策を講ずること。また、この場合においては、実施主体に過重な負担とならないよう、適切な措置を検討すること。

 低所得者社会福祉法人へ、の流れ。これはNPO法人に対する善意なのか、悪意なのか。少なくとも、障害者支援をしているNPO法人などの多様なサービス提供主体が全体として「過重な負担になるから、減免を受けた低所得者の支援はやりたくない」なんて意思表明したことは一度もないと思うが。見くびられたものだ。