泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

包括払い

3大サービス重点的に見直し 包括払いの導入求める 社保審介護予防WT 中間報告まとめ
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb01News.nsf/vCat10/12C467F896EEF94B49257073000D0782?OpenDocument
 すべて給付抑制のための議論。無駄な部分はどこか、がもはや起点にはならない。どこを切り下げれば、大幅に抑制できるか、がポイント。こうして決められる単価に障害者福祉も引きずられていく。そのうち知的障害者福祉も包括払いとなって、「目標設定」をして、要介護度の軽減とサービスを利用しなくなることを事業者が求められるようになるのだろうか。救いがたい。
 それにしても、民間企業を参入させたことは正しかったのだろうか。事業者の数は確かに増えたのかも知れないが、介護サービスの質は市場競争とやらで向上したのだろうか。質があがっていたとしても、それが規制緩和のおかげだと証明できるだろうか。
 腹が立って仕方がないので、もう一度リンク。
介護保険から見る、小泉民営化の意図
http://www.janjan.jp/living/0509/0509011877/1.php?PHPSESSID=18f8722bfb90c58de46db158da33f562
 むろん、ここで書かれているような無駄な費用を省けたとしても、どうにもならないほどの財源難であることはわかっているが、この馬鹿馬鹿しさはなんだろうか。