泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

余波その2

 そして、こんな恨み節も。
http://hiromoto.seesaa.net/article/5745083.html

 ひとつだけわかっているのは、これで、障害福祉の今年度予算を組んでいない部分、居宅生活支援費の2ヵ月分がきちんと地方自治体に支払われる可能性がとても低くなったこと。そうなると、来年度の支援費の支給決定は、かなり厳しいものになりますよね。
 補助金がきちんと来ない事業を伸ばすなんて、普通の自治体ではあり得ませんから。もちろん、自分のいる、知多の自治体には何があっても障害のある方の地域生活を後退させてはならないと自分なりに働き掛けます。でも、知多には当事者組織も親の会も運動団体としてはまったく動いていないからなぁ。
 どうなりますかね。住民の声がないとしたときに、事業者がなんか言っても、しょせん、自分達の既得利権の確保のために言っているとしか取られないですからね。全国的にも地域福祉が後退する自治体続出でしょう。
 感情的に、利用者負担などの問題だけを見て、障害者自立支援法案の審議を遅らせ、今回の事態を招いた人々は、今後、どのような責任を取るのでしょうか。
 取らないよなぁ。きっと。正しいことをしたまでということでしょうな。

 知多はあんなに地域生活支援のNPOが活発なのに当事者の運動は弱いのか。いや、あんなに活発だからこそ、か。