泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

増えゆく資源と募る空虚感

自分が代表をしているNPOは、地元自治体に暮らす障害児とその家族にしか直接の支援をしていない。法人で掲げる理念の中に自治体名を入れているし、どの利用者の家も少しがんばれば自転車で行けるぐらいの距離だ。一番遠くても片道5キロぐらい。 多くの事業所…

ああ、何か書かなければ。時間ばかり過ぎる。 支援学校生の新入生歓迎会を催した。正確には「親の会」が企画したプログラムのお手伝い。とはいえ、ボランティアも含めてかなりの数のスタッフが参加。 来てもらえなかった新入生と家族のことが気になって仕方…

自分が代表である組織に、自分の居場所がもうない。 しかし、周りがやりたくない仕事は全部まわってくる。 もう孤独を通り越した。適切な表現が見当たらない。 帰る場所がどこにもなくなった。

「選びがたさ」のスペクトラム

知的障害をもつ子どもにとって「選ぶ」のは容易くない。提示されたものの中から「選ぶ」というのもひとつの能力で、「選んでいい」ということがわからない子もたくさんいる。「人に選んでもらう」ことに安心して済ませる生存戦略の子もいる。 しかし、最もし…

学生なのに、か、学生だから、か。

学生たちが新人ボランティアの勧誘準備にはげむのを見て、思う。 学生なのに、学生に訴えかける方法や言葉をもっていない。 むしろ学生だから、なのだろうか。 入学式の日に時間があったので、自分自身も久しぶりに大学へと足を運んでみたが、どの団体・サー…