泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

差別を生むから「障害」を「症」に、ではない

「障害」を「症」に 精神疾患の新名称公表(産経新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140528-00000557-san-hlth この記事は、精神神経学会の発表内容をだいぶ略していて、誤解を招く。以下に日本語訳の全文と検討経緯の説明がある。 DSM-5病名・用語…

聞かれなくなった「行政責任」

給付費の請求ミスをして、はじめての過誤申し立て。 書類を地元自治体に提出して、手慣れた感じで受理されて、6月の請求時に再請求してください、と言われて終了。 そのやりとりをしながら思う。自治体福祉課の職員とひとりひとりの利用者について対話する機…

やはり蚊帳の外

よくわかる障害学 (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)作者: 小川喜道,杉野昭博出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2014/04/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る いただきもの。書店で見かけて購入を迷っていたので、ありがたい。…

「親たち」が自由になるための本

本の紹介をしたい。著者は「障害のある子の親」であるが、以下に書くことは少しだけ読み替えれば「障害児者の親」に限らず「親」一般にも当てはまる部分が多いだろう。書名が「障害のある子の親である『私』」ではなく、「障害のある子の親である『私たち』…