泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

あと10日ほどしかないのに

 3月下旬になって、4月からの生活について(かなり多くのサービス利用が必要であるにも関わらず)何も考えておらず何の対策も検討してこなかったところからの相談が続々。行政も相談支援もサービス事業所も悲鳴。
 それぞれの力量がどうとかではなく、これまで療育や保育ぐらいまでしか関わりのなかった保護者が、就学後の生活を思い描く機会をどのぐらい早めから得られるか、という課題。これまではそのサポート役として保健師が機能していたように思うが、ここにきて保健師が多忙さと福祉サービスの複雑さのせいで匙を投げ始めた感がある。その兆候を読み取って、早めに補完できなかったツケは大きい。
 大部分の幼児の保護者に情報を届けるべく昨年度後半あたりから動き続けていたのに、接点をあまり確保できなかった数件がこれほど甚大な影響を及ぼす。情報をまんべんなく届けるというのは、本当に難しいものである。