泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

てのひらのおまじない

 たまにする絵本紹介。

てのひら (PHPわたしのえほん)

てのひら (PHPわたしのえほん)

 幼稚園が苦手なゆみちゃんとママのお話。
『ちょっとだけ』が有名な著者だけれど、これも泣ける。ゆっくりと少しずつ成長していく子どもたちへのあたたかいまなざし。幼稚園や保育園に無理して適応しようとする子どもに読んであげたい。不安なものは不安なのだと、こわいものはこわいのだと、そう表現してよいことを伝えてあげたい。それは、大人たちにも。

「ないてもいいの?」
ゆみちゃんはもういちど ききました。
「だって なきたくなっちゃった ときに にっこりするのは たいへんでしょ?」