「入院」の伝え方
午前中、自閉症の子の入院付き添い。1日目。
やっかいなのは、熱もずいぶん下がっており、そこそこ元気であるということだ。なんで家に帰れないのかを理解するのが難しい。医師はわかりやすく説明しようと頑張ってくれるものの、ほとんど伝わっていない。爆発する苛立ちと悲しみ。
いくら状況を理解したところで「帰りたいのに帰れない」ということは厳しい事実に違いない。それでも、せめてこの後の展開だけでも見通しをもってほしい。退院までのプロセスにはいくつものクリアしなければならないポイントがある。どのような状態になったら、退院へと前進するのか。
体調がどんどんよくなると単線的に確信できるならば説明しやすい。しかし、そんなにうまくいくかどうかはわからない。点滴はずして、また熱が上がらないとも限らない。「if〜,then〜」の話が多い中で、伝え方に悩んだ。最終的にフローチャートを書いてわかってもらうという方法に落ち着く。その場での思い付きだけれど、なんとかなるものである。
せめて大みそかに帰れるといいが、病院で年越しになったらまた怒るだろうなあ…。何よりインターネットができないことにストレスがたまるようで、これもまた現代的な入院の悩み。ポータブルのDVDプレイヤーなんてものがあるだけでも恵まれているんじゃないのかと思ってしまうのは、15年ぐらい前の正月に入院した経験がある自分の時代錯誤なのだろう。退院したときにほしいと言うおもちゃを携帯からamazonで検索して見せていたら、少し落ち着いた。明日はどんな様子だろうか。
午後からの行動援護がかなり長時間の立ちっぱなしで、かつ支援中にたくさんの関係者と出くわす。くたくたに疲れた。年賀状の印刷を終えたところで力尽きて帰宅。今日は早く寝よう。