泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

毎年恒例

 今日は地域の祭り。祭りと言っても、伝統的なものではなく、いかにも新興住宅地らしいイベント風のもの。それでも、長く参加しているので、思い入れはある。
 毎年、子どもたちの楽しめるものを学生スタッフが企画、準備、実施するのだが、今年は特にひどかった。すさまじい無計画っぷり。5〜10人ぐらいの学生が連日連夜20回ぐらい集まって作業しても準備を完遂できず、急きょ日程を追加してもまだ終わらせられず、最後は職員が尻拭い。
 この子たちが中学生でも高校生でもなくて大学生であると言える根拠が、年齢と学籍以外にあるのだろうか、と本気で考えさせられるレベルだった。みんなそこそこ名前の通った大学に通っているのに。計画的に責任もって仕事を進めることができない。誰かから仕事を与えられるのを待っていて、自分の頭で考え抜かない。
 今日も客寄せのために法人代表が死ぬほど声を出しているというのに、みんな看板持ちながら談笑である。誰も十分な声が出ていないので、そのぶんをカバーしようと休憩も入れずにがんばっているのに、状況はまったく好転しない。他人の動きを見て、自分の動きを改めようという意識がどこにも見えない。「私はボランティアで、あの人は職員さんだから」なのだとしたら、NPOにおいてそのようなつまらない線引きを招いてしまったことを自分たちは激しく反省しなければならない(もちろん役割分担が不要という意味ではなく)。自分がボランティアコーディネーションしていたときから、2人担当が変わるうちに認識のずれが大きくなったのか。
 ときおり小雨もぱらつく中で6時間ほど叫び続けて、ノドをつぶしてしまった。お腹から声を出し続けたので、腹筋も痛い。祭りの終了後は、直帰して休養。予想はしていたが、やはり日本シリーズは勝てなかったか。疲れ倍増。でも、この戦力で7戦目までよく持ち込んだよ。