泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

評価保留

障害者自立支援法改正案を可決―衆院厚労委(医療介護CBニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101117-00000012-cbn-soci
障害者自立支援法改正案の可決に懸念の声―総合福祉部会(医療介護CBニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101119-00000011-cbn-soci
 さて、改正案が通る可能性が高まっているようではあるが、これが自分にとっていいことなのかどうなのかも、正直よくわからない。発達障害者とか障害児の放課後とか深く関わってくるはずなのだが、もっと具体的な中身が見えてこないと、事業者としては何とも言いがたい(現時点でも手放しで喜べる人はきっといるのだろうが)。
 一方で「当事者」の反応は・・・、よくわからない。障害学関連のMLではもちろん非難の声があがったりしているが、思っていたよりは静かである気がする。繰り返されるどたばたにみんな疲れたのか、「政治」に巻き込まれて言いづらくなったのか、最近の民主党の悪評に「こりゃもうダメだ」感が強まっているのか、「肝心なのは3年後の新法」と思っているのか。
 身の回りでは、このことについて何も話題になってない。自分としても、身近なところにいる知的障害や発達障害の当事者に、こんな政治がらみのごちゃごちゃした状況をわかりやすく伝える自信はない。ひとまず「政治」を措いて考えるのならばもうちょっと簡単だけど。いや、もう総合福祉部会の議論もボリュームがありすぎて全くフォローできていないし、それも無理か。今は、目の前の支援を地道に積み上げるのみ。
 ところで、Yahooニュースの記事のコメント欄のダメさかげんに、ただうんざり。記事に関係のないものも含んだ差別的発言をこんなにのびのび書かせて、「私もそう思う」とかチェックさせるという暴力。Yahooはバカじゃなかろうか。