ひさしぶりに社会学
- 作者: 元森絵里子
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2009/10/28
- メディア: 単行本
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4章で生徒会誌に書かれた中学生の「語り」を分析。生徒会誌に書かれた文章が大人の目を意識されているかどうかは問題ではない、とする。そのように考える態度が既に「子ども語り」に共振してしまっており、大事なのは「子ども」とされた存在が「子ども」へのまなざしの中で書いたものを見ることである、と主張されるのだが、だとすれば生徒会誌以外のメディアに掲載されたものでも(もし体系的に収集されさえすれば)同じ分析結果になるはずっていうことなんだろうか。どうもそんなふうには思えないのだけれど。