泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

どっちのための補助金

 基礎自治体(市町村)が主催するイベントの予算がなく、広域自治体都道府県)から補助金を引っ張ってきたいが、そのためには一定の回数の事業をやらなければならない。しかし、自治体でそんなにあれこれやるのは無理なんで(というか、そのイベント以外は何をする気もないので)、lessorさんのとこでやっている事業の一部(すでに一部は基礎自治体から事業委託を受けている)を補助金の対象としていっしょに申請させてもらえませんか、という相談。2年連続。役所で担当者とその上司から頭を下げられる。
 実績をもとに委託料を増額してもらう予定になっていて、次年度こそはすっきりとした会計の整理がつけられるはずだったのに・・・。地元自治体からの委託料と比べると使途の制限が細かく、ひどく使い勝手が悪い。利用者からすればひとつに見えている事業が、実は会計上で3つぐらいの事業に分かれていることになる。対外的にどうやって説明すればよいものやら。この「イベント」は地域でけっこう有名なものなのだけれど、こんな形でうちが支えているとは誰ひとりとして知らない。そんなに予算がないなら、参加者にタダで昼食をふるまうのとか、やめたらいいのに。例年、数十分待ちの行列とかできていて、もはや何のためのイベントなのやら。
 子どもたちの3学期終了。春休みへ。あと2週間もすれば次年度とは信じたくない。