泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

「アスペ」の消失はともかく

 つらいことがあって、あまり難しいことは考えたくないのだけれど、既にあちこちで話題になっている。DSM第5版草稿。

DSM-5 DRAFT
http://www.dsm5.org/Pages/Default.aspx

こんなの英語で読みこんでいく能力も気力もないので、どなたか識者の方に教えてもらえたらありがたい。

299.80
Rett's Disorder
The work group is recommending that this disorder not be included in DSM-5.

レット症候群には個人的な思い入れがあるのだけれど、「含まない」っていうのは精神疾患としては捉えない、っていうことだろうか。とすると、レットの子は精神科医にとって「管轄外」ということになってしまうのだろうか(ありえないとは思うが、知的障害の部分に限る、とか)。それは、何か現実の診療やその後の支援に影響を及ぼしうるのだろうか。そして、もともと自閉症とはずいぶん違う障害と思えてならなかったのだが、そもそも4版までPDDの中に含まれていたのはなぜだったのだろうか。

(追記)
こんな記述も見つけたが、これは上の疑問への答えになっているのだろうか。

2) Discussion of the validity of Rett’s disorder as a separate disorder and inclusion of a new modifier within the Autism Spectrum Disorders (ASD), which might include genetic and medical disorders and other biologically-definable conditions.