泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

落胆

 いろいろあって、自信喪失中。そして、鬱気味。カゼもなかなか治らない。
 もともと自分の仕事の力量に自信なんて持っていないけれど。
 最近は、周囲から「こいつ全然ダメ」的な視線を浴びせかけられているように思える場面も多く。他機関に勉強のために受け入れてもらったりしているのだが、完全にそんな感じで。今日も担当者からじゃまくさそうに扱われ。先方の期待に応えることもできず。見離されてきている感じが強まるばかり。
 実際、自分が仕事の中で活躍できているのは理論武装が必要なときとか、複雑な状況の論点整理とか、理念を熱く語るとかぐらいで、具体的な実践は全然成果があがっていない。要するに、口先ばっかり。なんで、こんなやつが現場で仕事しているのだろう。だからといって、話術に長けているわけでもない。3分とか5分のプレゼンとか得意だけれど、1時間しゃべらせたらつまらない。フリートークもできない。話下手で聞き下手で。大事な場面でも、ずっと黙っているしかなかったり。よくしゃべるのは相手に怒っているときだけ。
 仕事以外でもいいことなし。今年は学会発表を2回もしているのだけれど、自分で出来に満足することも、質問が寄せられることもなく、誰のために何のためにやっている研究なのかもよくわからなくなり。結局、何もかも中途半端で。本も買うばかりで、全然読めず。
 うちも含めたこのあたりの障害児福祉や教育にとって悲惨な将来を招きかねない計画が進行していることがわかっため、それを食い止めるためにこの数日は休日も返上して、政治的にばたばた。こんなことしたって、何の「実績」にもならないのに。どうせ表には出せない話だし。関係者からねぎらってもらえても、別に自分の力量が評価してもらえているのとも違って、単に「おつかれさん」ってだけで。良くなるようにがんばるんじゃなくて、悪くなるのを食い止めることのむなしさ。
 法人設立から7年目にもなるのに、地元での存在感も大して増すことなく、都道府県レベルでは全くの無名。新しいことにもほとんど手をつけられないから、話題性もない。そんなレベルだから、うちのことなんかみんな配慮してくれないままで、周囲の動きに翻弄され続ける。現状維持するだけの組織に、世間は期待をかけてくれない。当然だ。
 ずっと同じところに立ち止まったままの気がする。いつだって自分の力量の中で精いっぱい前を向いて走っているつもりなのに。つらい。