泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

[近況]ゼミ発表

 少しばかり障害学的に12000字書いてみたものの、ぐだぐだ。
 自分で自分に課した問いに対してさえ、答え出せず。
 こんなに「しかし」「ところが」の多い文章、書いたことがない。ああも考えられるけれど、こうも考えられると逡巡するばかりで、前に進まない。まるで苦悩を告白するような内容。仕事に関わりの濃い内容のもののほうが、書きにくいのかもしれない。無視できないものが多くなりすぎる。細々と書き溜めた着想もばらばらなままで、整理をつける力量がない。適当な理論枠組みも見つからない。
 知的障害者支援の現場では、しばしば社会に変化を迫りにくい場面というのが存在する。
 しかし、それで個人に変われというのも、もちろん違う。
 結果として、場面ごとに相互に「折り合い」をつけていくしかない、という話になる。
 この「物わかりのいい」感じが自分には気に入らない。だからと言って、じゃあどうすんのか、の困難さ。それも威勢がいいだけの話ではなく、実践的に役立つように。
 完全に行き詰ったので、しばらく忘れる。何がわからないのかさえ、だんだんわからなくなってきた。