泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

障害学会

障害学会第5回大会
http://www.jsds.org/jsds2008.htm
 今年は顔見知りの人が誰もいない模様。熊本だからか。
 知的障害関係の発表がふたつぐらいある。公開されている要旨はざっと読んだ。これまでこのブログで書いてきたことと重なるような主張もあるが、感想などまた何か書きたい。ちなみに行動分析に対する評価を、自分はまだ固められていない。不勉強もあるが、たぶん自分には社会規範の正当性というか根拠そのものを問い直したいという思いが強いからだろう。その問い直しそのものも行動分析的に進めていけるのだ、という主張も理解できるが、どうもすっきりしない。このすっきりしない感じを説明できるようにすることは当面の目標か。なんというか方法への批判とそれに対する反論の構造として、ソーシャルワークにおける「ナラティブアプローチ」をめぐる議論に似たものを感じているが、この直感が当たっているのかどうかはまだわからない。