泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

[障害者支援]ねらいを疑う

<障害児支援>児童福祉法基に改善…厚労省検討会が報告書案
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080714-00000132-mai-soci

 障害児支援の見直しを論議している厚生労働省の検討会は14日、現在の障害者自立支援法ではなく、児童福祉法に基づくべきだとする報告書案をまとめた。保護者が福祉サービス利用料の原則1割を払う自立支援法の「契約制度」については、見直すかどうか結論が持ち越されたものの、子どもの福祉より、親や施設の意向を優先する現行の契約制度には委員の間で批判が根強く、22日にまとめる最終報告書では、何らかの改善策が盛り込まれる見通しだ。

 検討会の議事録を読めていないので、詳細はわからないが、不気味だ。
 子どもである以上、児童福祉施策として位置づけられることは全く自然なことで、そうあるべきだとはずっと思っていた。しかし、自立支援法で国が大きく責任放棄した障害児支援である。基本的に療育以外は市町村で何とかしていけという自立支援法である。その自立支援法から外れることは、前進なのか、更なる後退なのか。理念を前に進めることを理由にして制度が後退させられるのはまっぴらごめん。