泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

読了

「家庭教育」の隘路―子育てに強迫される母親たち

「家庭教育」の隘路―子育てに強迫される母親たち

 入浴中の読書をはじめた。集中しやすい。すぐ読了。
 調査しなければ決してわからないことを調査した研究の意義を再確認(当たり前だけど、それが当たり前じゃない研究も多いので)。
 あとがきで著者自身も危惧しているが、「読まれ方」の難しい本。障害をもつ子の母親なら、どんなふうに読むのだろう。
 本田さんの著作を読んだことがなかったので、「ハイパー・メリトクラシー」の意味について、この本を通じて知ることになった。放課後の子どもたちに関わる身としては反省させられる話に思えたので、過去の著作にあたるべきか・・・。そういえば昨年度から自治体の「家庭教育推進協議会」の委員だったはずだが、今年度はまだ1回も召集されてない。